除け者にされてるやつのみる景色

なんとなくトイレに行けない

時は都大会2日前。なんとなく寝付けない。背中がゾワゾワする。出すものを出し切れてないのだろうか。ただトイレに行く気力すらない。遂に終わったか俺の人生…。せめて最後に…遺言に残せること位欲しかった。

ーーーー「起きろ腑抜け」ーーーー

なんだ…知らない奴に腑抜け扱いされるまで俺は堕ちてないはずだ

ーーーー「神様ですよー」ーーーー

なんだこいつ…自分の事神と名乗る神はいねえだろ。

ーーーー「マジで信じろよw」ーーーー

いや誰が信じるねん。

ーーーー「そんなリムんないでよ」ーーーー

寂しがり屋で草

ーーーー「君今の人生楽しんでないでしょ？」ーーーー

おまえはセミナーでもしてんのかよ

ーーーー「君は憧れの人とかいる？」ーーーー

いるわけないだろ。いたとしてもなかなか人に言えるようなことではない。あ、神様か。

ーーーー「口は硬い方だから言ってみな？」ーーーー

ウッセーなあ、言ったら帰るのか？

ーーーー「ようはそれだけだ」ーーーー

わかった、じゃあ三国志の‘諸葛亮孔明,世界最強の軍師キャラだ。

ーーーー「え、マジ？中２でしょ？渋くね？」ーーーー

聞いといて馬鹿にすんじゃねーよ。

ーーーー「まあ良いや、俺は神様なのよ。わかる？」ーーーー

いや、虚栄心バリバリやな。

ーーーー「君が最近流行ってるアニメのキャラでも言えばその世界に転生させてやろうと思ったけど。最近流行りの小説みたいに。」ーーーー

へーじゃあ諸葛亮孔明つったから三国志の時代に転生すんの？

ーーーー「察しがいい子で助かるよ。まあそういう事。じゃあバイバイ。3日後位に転生してるから。」ーーーー

え？、ちょっ？！雑じゃね？！こっちの身になってみろよ？！酷くね？！

ーーーー「……………」ーーーー

あ、あいつ消えたわ。つかなんで俺の事転生させんの？やば、眠い。もう寝よ。