第9話 春風は吹かない

MとかSとかで盛り上がってるけど結局場面によってMにでもSにでもなれるのが最強じゃね?ヨウタです。隙がないっていいことだよね。


なんか久しぶりにマック食べたくなったんで近所のマックに行ったんですけれども、なんか三角チョコパイ?の白いのが出てて、「恋の三角チョコパイ」って書いてあったんで、30過ぎたおっさんが恥を忍んで「こ、恋の三角チョコパイ1つ」って言ったら「三角チョコパイのバニラ味ですね?」って返されてチョー不機嫌☆

いやさ、味でいいなら名前変えずに味目立たせろよ!クッソ人いる中で恋のとか言っちゃったよ!店員女性だったよ!なんかバカにしてるような顔に見えたよ!

今日僕は羞恥心を覚えました。


でね?昨日クッソ久しぶりに合コンがあってね?仕事終わってないし納期月曜日だけどウッキウキで行くじゃないですかもちろん?

4対4の合コンだったんですけど、僕のような身分が優劣を付けるのなんて大変おこがましいんですが、△○○×な感じで、最悪でも△を、△をものにしなければ!みたいな感じだったんですけど、男性4のうち1人は初対面だったんですけど、そいつがまぁ饒舌の癖に話が糞ほども面白くなくて血管ピクピクさせながら「ハハハハハハッ!」って必死で笑ってやったり場を盛り上げたりしてやってたわけですよ、健気なやつなんですよ。

それでね?僕も頑張ってあんな面白い話やこんなに為になる話をしたわけなんですよ、知識の泉なんですよ。

で、そんな僕のピロートークのような話にガッツリ食いついてきたのが×のやつなんですよ。


僕のような奴が人様に優劣つけたり嘲るのは大変心苦しいのですか、なんていうのかな?上手く説明できないけど、本棚を擬人化したらこうなるんじゃね?みたいなマダムで、ちょっとマジで厳しいなと思ったので、僕独自の女性を遠ざける魔法、「恋愛はベッドの上から始まる」をつぶやいてやったんですよ、本棚もとい×のマダムに、僕の15~20歳は上であろう女史に。

そうしたら、「そんな素敵な始まりもあるんですね」って、ニコって微笑みかけられました。

昨日僕は愛の尊さを学びました。

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