第7話 雨に君を想う
目瞑って体なんて洗えるわけないだろ!(ぶつかって体が入れ替わった女子に向かって)ヨウタです。
背面騎乗位がどう考えても芸術的観点から優れていると思わざるを得ない事に誰も異論の余地はないことは明白なのですが、動物的観点から言えばやっぱり後背位が自然の摂理なんじゃないかと思うと今日も寝れそうにないので、久々に再開したし連投でもしてこれを見た既婚者及び彼氏・彼女持ちの人が25日までに呪われればいいのに、何てこと100mくらいしか思ってないですよ!
小さい頃、母に絵本を読んでもらったんですよ。
何の本だったかは今は覚えてないんですけれども、まだ小さかった僕は、その絵本の内容がとても悲しくて。
子供の頃って、泣くことといえば転んだり注射打ったり、体が痛いって思う事がほとんどだと思うんですよね、あとは叱られて怖いと思ったり。
でも、その絵本は、怖いとかそういう本ではなくて、凄く寂しい終わり方をしてた記憶があるんですよ。で、それを聞きおわったら、なんか泣いてたんですよね、僕。
多分、感情で泣いた初めてのことだと思うんです。
人って悲しかったり、切なかったり、苦しかったり、寂しかったり。時には嬉しくても泣けるんだって、大人になるにつれて学んでいくじゃないですか。
他人の心を揺さぶって、感動させて泣かせることができる人。
僕はそんな人になりたいなーって考えてた時期があって。
でも、僕にはそんな才能なんてないことくらいわかってて、付き合った彼女の一人も幸せにして上げることなんてできなくて。
だから僕は、いつも笑顔で、みんなにも笑顔になってもらいたくて、冗談ばかり言っていて。
それで周りの人が少しでも幸せな気分になれたなら、感動させることなんてできなくても、それで満足していて。
でもやっぱり僕は、人を笑顔にできたとしても、幸せにはできないのかなと思う。
だから、今日僕は君と別れるのかな。
あまりにも突然で、僕自身も心の整理がついてないのだけれど、プツンと切れるように今までの日々は今日で線引されるように、明日からはここには何にもなくなるのかな。悲しいけれど、いつかは来るものなのかな。別れは突然くるって言うけど、まさか本当にくるだなんて思ってもいなかったよ。
でも、どうしようもないことだってある。今まで、たくさんの思い出をありがとう。
バイバイ、
『森下くるみのファン感謝デー(VHS)』。
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