あのとき、あの場所で

ごめんね


いつも自分勝手で


臆病で情けなくて、強がっていて


それでいて弱い部分を見せたくないからきつく当たってしまう


あの時あの場所で君に出会えた僕は幸せだったのかな


いや幸せだったんだよ


心が「安心」したんだもの


脆く、儚く、それでも強気な一面を見せる君に


恋した


届かない恋だけれど


もう恋なんかしたくなかった


それでも君に巡り合えた僕は幸せだった


君に会うために生きてきたのかな・・・


でも君は・・・


どうして?傷一つない安らかな寝顔を見た時


涙流れなかった


哀しいはずなのに・・・


「○○○・・・・」


君の名を呼んでも返事がない現実


目を開けてまた微笑んでよ・・・


愛してる、愛してる・・・・


君と二人で揃えたペアカップと並ぶ二つの歯ブラシ


いまもそのまま僕の部屋に残っているから


ね?きっと帰ってきてくれるよね?


言えなかった言葉を君に伝えたいんだ

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