99本の薔薇

SEN

99本のバラ

台本:SEN  声劇2人台本(男1・女1) 所要時間:約20分


使用する際は必ず説明欄や詳細文などに『作品タイトル・台本URL・作者名』の明記をお願い致します。

※各作品の著作権は放棄しておりません。無断転載や自作発言等、著作権を侵害する行為はお止め下さい。もちろん無断での改編や再配布も禁止です。

※あくまで趣味の範囲での活動や放送、金銭の発生しないツイキャスなど、各種配信サイトでの使用は基本的に歓迎しますが、金銭が発生するものはNGです。

※アドリブ等はストーリーを捻じ曲げない、雰囲気を壊さない程度であればOKです。




配役

川口:麗の部下。先輩のことが大好きすぎてついに告白!だが…

麗 :仕事ができるクールな先輩。川口に告白される!だが…







本編↓






「(大きな溜息)はぁ、川口くん…何の用なの?こんなところに呼び出して…仕事終わらせないと帰れないわよ?」



川口

「す、すいません先輩…どうしても話しておきたいことがあって…」



「また、辞めたい。なんて言うんじゃないわよね?もぅ聞き飽きたわ」



川口

「いえっ!今は本当に仕事が楽しくて…辞めるなんて滅相もないです!」



「そ、そうなの?」



川口

「はいっ!」



「……じゃぁ何?寒いんだから早く言ってくれる?高層ビルの屋上って風が強いのよ」



川口

「あ、あのですね…ち、ちょっと後ろ向いててもらえますか」



「は?何で?」



川口

「お願いします!!」



「…はぁ…はいはい向いてればいいんですね。変なことしたらこのボールペン鼻から刺して耳に貫通させるからね」



川口

「わ、わかってます!」



「まったく…」







川口

「よし、いいですよ先輩!!」



「はいはい……っ!?…え?…何…この薔薇の花束…」



川口

「先輩、今日誕生日ですよね…ぼ、ボクからの…いや、オレからのプレゼントです!!」



麗(照れながら受け取る)

「ぁ…あり…がと」



川口

「へへっ」



「しかし…凄い本数ね…何本あるの?」



川口(照れながら)

「き、99本あります…」



「…赤い薔薇の本数…意味があるの知ってる?」



川口

「もちろん知ってます…【永遠の愛、ずっと好きだった】…だから99本なんです…先輩、好きです!俺と、付き合ってください!」



「…」



川口

「…だ、だめですか?」



「じゃぁ証明して」



川口

「証明?俺が先輩を好きだという証明…ですか?」



「そう、一旦これは全て返すわ。ん」



川口

「え…」



「私に一本ずつ渡しながらキザな台詞で口説いてみて?」



川口

「えぇ!?き、キィザなシェリフ!!?」



「うん。私が好きならそれぐらいできるでしょ」



川口

「あ…はい、やります、できます!渡し終えたら…答えを聞かせてくださいね?!」



「わかった…時間が無いわ。はじめて」



川口

「は、はい…まず手始めに…」




(川口役の方ここからは全力イケボで)





川口

「君の瞳に乾杯」

「眼球傷つくわ。次っ」



川口

「君は僕に舞い降りた天使だよ」

「どっちかいうと堕天使だわ」



川口

「僕と君とは、前世から結ばれる運命だったんだよ」

「お前何回転生してんだ。次」



川口

「毎朝俺に味噌汁を作ってくれないか」

「あさげ大量買いしとけな?」



川口

「俺の、味噌汁になってくれないか」

「オカズにするってか、やかましわ」



川口

「君を見た瞬間、電流が走ったんだ」

「どっか漏電してるから調べてもらえ」



川口

「釣られちゃったよ、君の赤い糸に」

「セーターほどけてねぇわ」



川口

「夢の中まで君を抱きしめにいくね」

「夢にまで現れんな自由にさせろ。次」



川口

「俺色に染まってくれないか」

「聞いた瞬間ス○ップの君色思い浮かんだわ。」



川口(アドリブでキザ台詞)

「               」

麗(アドリブで冷めたツッコミ)

「               」







川口

「あの、先輩…今何本目ですか?」


「えーっと…10本。だからあと89本分ね」


川口

「もぅ勘弁してくれませんか…」


「あれ…私のこと、好きなのよね?」


川口

「あ、はい、やります、やればいいんですよね」


「では11~20までを~?カウントォ~ダウン!!」


川口

「今の子わかんないでしょそれ…」









川口

「君と僕の恋の列車は走り出したよ」

「すぐ終点だわ」



川口

「僕はS極、君はN極」

「小学生の理科の実験かよ。次」



川口

「まるで僕は卵だよ、君がいないとだめなんだ」

「ごめん卵白大嫌い。」



川口

「やっと僕のシンデレラをみつけたよ」

「靴のサイズ27だけどあんのかそんなガラスの靴持ってきてみろ」



川口

「사랑하기 때문에 사랑하는 것이 아니라 사랑할 수 밖에 없기 때문에 사랑하는 것입니다…」

「日本語でおk」



川口

「一瞬だって君を忘れたことないよ」

「大便する時でもか。次」



川口

「今夜僕が君のパジャマになってあげるよ」

「ど根性ガエルか」



川口

「道を教えて欲しいんだ、君のハートに続く道を」

「大動脈だわ。次っ」



川口

「地図持ってる?なぜって?俺は君の瞳の中で迷ってしかたがないから」

「すぐアイボンするから大丈夫」



川口(アドリブでキザ台詞)

「               」

麗(アドリブで冷めたツッコミ)

「               」





川口

「先輩…今何本目ですか…」


「えーっと…20本。だからあと79本分ね。何?辞める?」


川口

「や、あの…えと…」


「私のこと、好きなのよね?」


川口

「ええ…たぶん…きっと」


「では21~30までを~?」


川口

「カウントォ~!?ダァウン!!」


「やるじゃない(ニコッ」









川口

「星が綺麗だね、もっと綺麗な星は…君だよ」

「クレーターみたいな肌してんなってdisってんのかおい」



川口

「君を逮捕する。僕をクレイジーにした罪で」

「冤罪だわ逆に訴える」



川口

「火災警報器が鳴った理由を知ってる?君がホットだからだよ」

「火の能力者だったならいますぐ貴様を燃やし尽くしてるわ」



川口

「俺が家康なら君は秀吉だね」

「部長の名前が織田だからかよわかりにくいわ」



川口

「君のヒールで、毎日ご飯が食べたい」

「クソド変態じゃねぇか」



川口

「あなたはとんでもないものを盗んでいきました。 私の心です」

「とっつぁんの名台詞パクッただけじゃねぇか」



川口

「ここは俺にまかせて、お前は一生俺と居ろ」

「どこに強大な敵が居るんだよ」



川口

「Iloveyou. スペースを埋めたんだ、誰も入ってこれないように。」

「その文字見ないとわかんねぇやつだからな」



川口

「この近くに飛行場があるのかい?それとも離陸(テイクオフ)しようとしているのは僕のハートかな?」

「積乱雲大量に用意しといてやるから早く離陸しろ」



川口(アドリブでキザ台詞)

「               」

麗(アドリブで冷めたツッコミ)

「               」







川口

「先輩、変わってください」


「は?何言ってんの?あんたの告白でしょ?」


川口

「先輩ばっかりツッコミはちょっと不平等かなと思いまして」


「いやいや誰もそんなこと思ってないから」


川口

「少なくとも今聞いてる方々はそう思ってるはずです、なぁみんな!」


「ちょ、あんた誰に言ってんのよ!?大丈夫!?」


川口

「みんな!コメントでの応援、よろしくな!」


「設定完全無視だけどこれ大丈夫?あのコメントの方々答えなくていいですからね?」


川口

「大丈夫です!ではいきますよ?そんな先輩の男性が女性から言われたい 萌える・妄想セリフまで~?」


「ちょいちょいちょいちょい変わってる!変わってるよー!!」


川口

「アタックチャァァァァンス」


「あ、華丸さんのほうだわそれ」







(麗役の方ここからは全力可愛く)






「別に、あんたのためにやったんじゃないんだから勘違いしないでよね! って、な、何でそんなこと言うのよ!恥ずかしいじゃない、バカぁ…私だって本当は………ななな、何でもないわよっ!!プン!!」


川口

「キター!麗ちゃんのツンデレキター!!次!!!」



「大丈夫?はい、私のハンカチ。良かったら使って。それにしても、あなたって結構ドジなんだ。あ、ごめんね、悪い意味じゃないのよ。何だか可愛いなあって。」


川口

「年上おねぇさんも良きですなうんうん。はい次!!!」



「あんたは私のこと幼馴染としてしか見てないかもだけど、私は1人の男の子として見てたの!要するに…ずっと好きだったの!言わせんなバカっ…」


川口

「幼馴染設定神かよっ。てかこれ書いてる台本師最高かよありがとSENさん」



「静まれ、静まりたまえー!さぞかし名のある山の神ともあろう御方が、なぜこのようにあらぶるのか!やめろー!」


川口

「え、待って…それ?どこの物の姫?しかも主人公のやつやん」



「川口くん!この服、どこで買ったと思う?フンっ…わかるわけないわよねこんな有名なブランドさえわからないなんてほんと嫌だわ…いいわ、特別に教えてあげる、し・ま・む・ら」


川口

「あー…庶民的で好きだけど…そのスーツしまむらなの?」



「あなたはちっとも悪く無いのよ。あの女があなたをたぶらかしたんだから。だから私がきっちりと清算してくるからあなたはここで待っていてね。え、これ?護身用よ?やだなぁ使うわけないじゃない…やだなぁ」


川口

「麗ちゃんの真骨頂キター…さすがの一言っす」



「あ、やば、整形したい。私も頑張っているのに私よりあの子が好きなんでしょ?私サバサバしてるから。あーだるい。帰りたい。どうせ私なんて誰からもかまってもらえないし。あ、やば、消えたい。あ、明日消える」


川口

「ひいい~すげぇヘラってんなーって路線外れてきてない?」



「ねぇお兄ちゃん!私ね、大きくなったらお兄ちゃんと一緒になるんだ!そしてね、一緒にずっとね、ずっと添い遂げるの!」


川口

「んーーー!!先輩の妹設定も良きデスナ…最後添い遂げるて言うたね!!添い遂げるて!!」



「川口くん…何って?待ってただけ。一緒に帰りたくて。会いたくなったから、来た。遠回しに言ったほうが良いなら善処する。それより、あまり心配させないで。え?あなたのこと?…いいけど…一度しか言わないからよく聞きなさい?好きよ。・・・聞こえた?」


川口

「クーデレもキマシタワー!これは女子のハートもキャッチしちゃうやつですな!拙者わかりますぞうむうむ!」




麗(アドリブでキザ台詞)

「               」


川口(アドリブで冷めたツッコミ)

「               」







「…ちょっと…残りの薔薇貸して」


川口

「え、いいですけど…はい」


「…てぇいっ!!」


川口

「わぁぁぁー!薔薇が!!まだまだあるのにぃぃ!!」


「そんなことしなくてもね」


川口

「え」


「ちゃんと好きよ…(頬に軽くキス)」


川口

「…ぁ」


「ほら!早く戻って仕事仕事!終わらないわよ~」


川口

「あー待ってくださいよー先輩~!」














  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

99本の薔薇 SEN @sensensenkou

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る