七話 火山の麓の温泉宿〜

ホテル前〜


ポーン


ホテルの自動ドアが開いた。


(ここがホテルのロビーか。皆が来る前に予約しておこう)


「あの、すみません。チェックインしたいのですが、この券…」


「あ、招待券をお持ちのお客様ですね。こちらへどうぞ」


ロビーの受付場所とは違い、部屋にそのまま案内してくれた。


「この部屋です。このキーを使ってお入りください」


「ありがとうございます」


「では、私はこれで。素敵な思い出になることを願っています」


「あ、そうだ。他の人が後で数人来るんですけどその場合は僕がこの部屋へ呼んであげればいいんですか?」


「そうですね…別に読んでいただいても構いませんし、面倒であれば私がお呼びしますよ」


「いや、他の皆がどっか行って場所が分からないんですよ」


「そうなんですね、そういうことなら強制的にここへ呼び出すこともできますが…」


「え!?そんなことできるんですか?」


「その券を持っていらっしゃるのならできますよ。この券はこちらからお客様をこちらへワープさせることができる特殊な券なんですよ」


「…なら、それお願いします」


「今からでもできますが、どうしますか?」


「なら、今からでお願いします」


「承知しました!では、お部屋でお待ちください」


そう言うとロビーの方へ行ってしまった。




「一旦部屋に入ってみるか」


キーをかざしてみた…


カブッ!


「イタタタタタタ!…ってあれ?痛くない」


(この反応、どこかで…)


噛んできた正体を見てみた。


「あっ」


鍵穴にグラテナの幼体が詰まっていた。


「へ〜、グラテナって大きさによっていろんな所に使われているんだな」


モグモグ…


「あっ、券が!」


ギュイーン


目が青く光り、ロックが解除されたようだ。


「そっか、券を食べて客かどうかを認識しているのか〜」




ガチャ


「す、すげー!五人部屋だからなのか、めっちゃ広い!」


プルルルル、プルルルル


「電話か?」


カチャ


「もしもし…」


「ユウ様、ワープの準備が出来ました。今すぐ実行致しましょうか?」


「あ、報告ありがとうございます。お願いします」


「かしこまりました!」




一方他の皆は…


「さてさて、美味しそうな肉だ。いただきまーす!あー…」


ビューン




「ゴクゴク…ぷはぁ!このサイダー、スッキリしていて最高ですね!おまけにポーションまでいただいちゃいましたし…」


ヒュー


「あっ、帽子が〜!待ってくださー…」


ビューン




「この武器良いわね!」


「姉ちゃん、それ良いだろ。そのダガー、絶対に錆びないし焦げないんだよ。例え火の攻撃をしたとしてもな」


「へ〜、それはすごい武器ね。どれぐらいするんですか?」


「これはちとお高めだな。でも、姉ちゃん可愛らしいから負けとくよ。普通は10万ゴールドするけど、5万ゴールドでどうだい?」


「えっ!そんなに負けてもらって良いんですか!?今後の経営とかに支障がありそうで…」


「大丈夫、それに関しては考えた上での話だ」


「…なら、その値段で買いま…」


ビューン


「あっ、姉ちゃん!一体、どこ行っちまったんだ…」




「これは、どういった魔道具なんでしょうか?」


「ああ、このポーションはこの独特な匂いで一部の敵を使役することができる魔道具ですね」


「へ〜、なんだか面白そうな魔道具ですね」


「この効果は使用者のレベルによって強さが変化して、使役できる敵の上限が変わってくるんですよ」


「そうなんですか!?なら、それ六個ください」


「お買い上げありがとうございます!こちら商品です」


「ありがとうございま…」


ビューン




スタッ


「あ、皆。どこに行ってたんだよ。ここが今日泊まるホテルなんだけど…何でそんな怖い目で俺を見るんだ…?」


「に、肉が…」


ライキがガッカリしてその場で倒れ込んだ。


「私の帽子飛んでいって行方不明なんですけど、どうしてくれるんですか…」


「私なんかお金払って商品まだ受け取ってないんですよ」


グイッ


「せっかく楽しい買い物してたのに…鍛冶屋のおじさんが待ってるのよ!どうしてくれるのよ!」


ソニアが胸ぐらを掴んで揺らしながら言ってきた。


「ま、待ってくれ!俺は一旦荷物をここに置いてから、後でゆっくり買い物すれば良いって思って…」


「…なら後で帽子探すの手伝ってくださいよ。他の皆の買い物した商品やら諸々全てユウが持ってきてください。私達は先に温泉に入ってきます」


「なんで俺がこんな目に…」


「ペナルティです」


「…分かったよ。肉屋と鍛冶屋と魔道具店だな。後、帽子も言われた通り探してくるよ」


ビューン


「…さて、パシリは放っておいてパーっと温泉にでも行きましょう!」


「そうね、わざわざパシリがここに呼んでくれたんだしね」


「でも、あのパシリさんは場所把握できているのでしょうか…」


「そんなの大したことないわ。ミスったら、またアタシ達でねじ伏せてもう一回行かせるのよ」


「オイラ、男だぞ。一人で入るのはなんかつまらんのだが…」


「何言ってんのよ。もしやアタシ達と入りたいの?(笑)」


「ななな、とんでもない!入るわけないだろ!」


「ふーん、なら温泉はお預けね」


「ど、どういうことだよ」


皆少し赤くなった。


「じ、実はアタシから言っといてはなんだけど…」


「……」


「この街、混浴しかないのよ」


「……!?」


「まあ、まあ。そんなに照れなくても。ちゃんとタオル巻くし」


「そ、そういう問題じゃなくないか!?」


「あら、そう。なら先に行ってくるわね」


「そんなに抵抗あるんですか?ライキなら私達はあまり無いんですけど…」


「謎の信頼度があるのはなんでだ…」


「そりゃあ、そうでしょ。いつものメンツだし」


「…ならパシリは一人で入ろってか?」


「そうね、あのパシリは何故か少し抵抗あるのよね…」


「なんでだよ、オイラと同じ、男でイツメンじゃないか」


「…まあ、あのパシリは別に悪い人でもないので私は抵抗ありませんが…」


「変な人が来たら私が一瞬でぶちのめしますのでお任せを」


リナさんが不敵な笑みを浮かべながら言った。


「…分かったよ。だけど変なことはするなよ」


「な、なんでアタシ達が変人扱いになるのよ!」


照れてソニアの顔が赤くなった。




ビューン


「さーて、ここが肉屋か。あのテーブルにある冷めた肉がライキのだな。あれを持っていこう」


スタスタ…


「ここが魔道具店か。あの、すみません!」


「はい、どうかしましたか?」


「あの受け取る前に消えてしまった人が買った魔道具を当の本人に持ってきてと言われたので取りに来ました」


「あ、さっきの方のお仲間さんですね。こちらのポーション六個でしょうか?」


(聞くのを忘れた…でも、ポーションならリナさんだと思うな)


「…それです」


「分かりました。では、どうぞ」


「ありがとうございます」




「さーて、ここが鍛冶屋だな」


カランカラン…


「らっしゃい!」


「こんにちは。あの、赤髪のポニーテールの女の子来ませんでした?」


「あ〜、さっきの姉ちゃんの仲間さんかい?その子ならこの武器が欲しいって言ってたから俺が負けたんだけどね。どっか行っちまってな…」


「それで、代わりに買ってこいって言われて来たんです」


「そうか…んなら兄ちゃん。この武器十万ゴールドだが、どうする?」


「じゅ、十万…ソニアは五万って言ってたから五万しか…」


「すまん、すまん。流石にそんな意地悪はしないさ。男女問わず、その子の仲間なら俺が負けた金額の五万ゴールドで良いぞ」


「ありがとうございます」




「さーて、頼まれごとも終わったことだしホテルに戻るか」


ビューン




ホテルの部屋〜


「あれ、皆がいない。そっか、温泉に行ったのかな?ライキもいない。俺一人で待つのもなんかつまらんな…温泉行くか〜」




スタスタ…


(どういうことだ…)


温泉に入る前にあるはずの脱衣室が一つしかないのだ。


「もしや…」




露天風呂〜


「は〜、あったかいですね〜」


「本当ね〜」


「………」


「ライキなんでそんな赤いの?」


「いやっ、女三人に囲まれたら流石に恥ずかしいだろ…さ、サウナ行ってくる!」


バシャン


「あ、行ってしまいましたね…」


「さて、そろそろ髪でも洗ってこようかな」


「私はまだ湯船に浸かってますね〜」


カナは口元まで浸かっている。


「私は中の温泉に入ってきましょうかね」


「私だけになってしまいました…まあ、ゆっくり浸かってましょうかね。コポコポコポ…」


ペタペタ…


「はあ、どういうことだ。ここは男風呂ではないのか…あっ」


「……!?」


「カナ!?お前も浸かっていたのか!?」


「ぷはぁ!ユウも来たんですね」


「何でそんなに冷静でいられるんだ…」


「ここは混浴風呂ですよ。というか、この街自体が混浴風呂しかないです」


「それを早く言ってくれよ…」


チャポン…


「結局浸かるんですね」


「仕方ないだろ。まだ抵抗ないのがカナだけだし」


「…それはありがたいことですけど。ライキのところ行かなくて大丈夫ですか?」


「あ、ライキもいるのか?」


「私たちといるのが恥ずかしいのか一人でサウナに行くって言ってましたよ」


「まあ、恥ずかしいのは分かる。俺も混浴風呂は初めてだし…」


「それの割には結構すんなりしてますね」


「まあ、他の人になると流石に俺もサウナ行くよ」


「てか、傷を癒す効果もあるのでゆっくり浸かって疲れを癒しましょうよ。コポコポ…」


そう言うと再び口元まで浸かった。




10分後〜


「お待たせ〜って、ユウじゃないの!?アンタ入ってきてたの!?」


「ん!?あ、ソニアか。一瞬誰かと思ったよ…お前、髪下ろしてた方が良くね?」


「あ、アンタに褒められても嬉しくなんかないわよ!」


ソニアは頬が少し赤くなって、そっぽを向いた。


(素直じゃないなあ…)


「てか、なんでいるんだ?その態度からして…俺は入ったらダメなのか?」



「そ、そんなわけではないけど…ちゃんと目的は果たしてくれたのよね?」


「勿論、肉と5万ゴールドの武器と魔道具全て回収してきたよ」


「…なら良かったわ」


チャポン…


『ほ〜』


「温まるな〜」


「てか、私たち以外人来てないですよね?何故でしょうか…」


「もう一個の方に別の温泉があるのよね。ここの温泉が使えるのは招待された人だけなのよ」


「へ〜…じゃあ普通に別の風呂の方に入れば混浴しなくて良かったんじゃ…」


「しょうがないじゃないの。招待客限定だから入りたかったんだもん」


「まあ、今から出てまた風呂入ったら火照っちまうからな…そういや、ライキまだサウナにいるのか?」


「結構な時間入っているのね…」


「俺、見てくるわ」




「ライキ〜そろそろ出たら…」


「あふぇ〜」


「ら、ライキ!?」


火照ってフラフラになって倒れているライキを見つけた。


「よいしょっと。水風呂は…中か」


スタスタ…




水風呂に書き込みがあった。


「飛び込み可能……えーい!」


ザブーン!


負ぶったまま飛び込んだ。


「冷たああああ!!」


ビリビリ…


ライキはあまりの冷たさに驚き、水風呂周囲に電気を走らせようとした。


「辞めろおお!感電するうう!」


スタタッ


「あっぶね〜」


「カチカチカチ…うぅ、寒くなってきた。またサウナ行こ」


「なんでまた行くんだよ。せっかく火照って倒れてるところを見つけて水風呂に浸からせたのに」


「えっ、オイラ倒れてたのか!?助けてくれたのか。ありがとう」


「サウナ行くなら俺も行くよ。少し温まりたいし」




「ユウ、ライキを呼びに行ってから帰ってこないわね」


「私、見てきますね」




「ユウ、そろそろ出て…」


『あへ〜』


「…やっぱり」


(ここのサウナ、他のと比べて明らかに暑いような…)


「アクアショット」


『ブフォ!』


「ふう。なんとか気を失わずに済みましたね」


「やっぱりここのサウナ暑いよな。俺もいつの間にか倒れてたし…」


「オイラ、二回も気を失ったのか…にしてもこの暑さはおかしい…」


「い、一旦サウナの外に出ましょう。また倒れられると困るので…」


「そ、そうだな」




「遅かったじゃない」


「やっぱり二人とも気絶していました…」


「二人とも根性がないわね。サウナ入るならそこそこの耐性付けとかないと」


「そう言ってるソニアはここのサウナの暑さに耐えられるのかよ?バカ暑いぞ」


「舐めてもらったら困るわ。サウナなんか朝飯前よ」


「そんなこと言うならソニアもサウナに入れよ」


「まあ、ちょうどアタシも入ろうと思ってたところだし。どんなに暑いのか試してみるわ」




「ふーん、ここが例のサウナね」


ガチャ


「ふむふむ、そこそこ暑い感じかな。暑すぎることはないわよ」




10分後〜


「マジかよ。俺らでも5分で倒れたのに生き生きしてやがる」


「私達はサウナの外で待ってますけど鼻歌が明らかに聞こえますもんね」


「〜♪〜♪」


「そういえば、この前の料理作ってたとき炎のダガー使ってたっけ?」


「炎のダガーとか使うからいつも熱い武器を触ってるってことか?…それで暑いのに耐性が」


「ソニア〜まだサウナにいる感じですか〜?」


「ええ、良いサウナじゃないの。そんなに暑い?」


「めっちゃ余裕があるな。素直に尊敬するわ」


「リナさん髪洗いに行ったっきり、帰ってきませんね〜よっぽど中風呂が気に入ったのでしょうか?」


「風呂上がるなら先に上がってて。アタシはまだサウナにいようと思う」


「オイラは浸かる前に髪洗ったし、そろそろ出るとしようかな」


「俺はもう少し浸かっていようかな。皆より少し後から来たし…」


「私はもう少しのーんびり浸かっていますので楽しんできてください」


「中風呂まだ浸かってなかったし、行ってくるわ〜」




一方の風呂上がり組は〜


「はあ〜、サッパリした〜」


「お帰りなさい、ライキさん」


「あ、やっぱりリナはもう風呂上がってたのか〜」


「そうですね、私温泉は大好きなんですが長く浸かると身体が溶けてきてしまうんです…」


「え、スライムみたいになるのか?」


「そんな感じですね」


「やっぱ部屋でくつろぐ前に近くの椅子で少しだけ涼むのが良いよな」


「そうですね〜ライキさんも浴衣着てきてはどうですか?」


「え、それ借りれるのか?」


「そうですよ〜その方が動きやすいですし、服汚れてますから洗わないといけないので」


「そう言われると、納得できる。ちょっと着替えてくる」




「あ、リナさん。待っててくれたんですね」


「あ、ユウさん温泉は満喫できましたか?」


「ああ、勿論。ライキは一緒なんじゃ…」


「ライキさんなら浴衣に着替えに行きましたよ」


「皆の分の牛乳買ってきたんだけど、一緒にどうですか?」


「あ、皆。そこにいたんだ〜」


「ソニアにカナ。後はライキだけか」


「お待たせ〜」


ライキがスライディングしながら来た。


「皆揃ったな。ささっ、この牛乳で一服しよう」


「えっ、アタシもう買って飲んじゃったんだけど…」


「マジか…んなら、これは俺が貰おう…」


シュン


持っていた牛乳が消え、ソニアが持っていた。


「だからといって飲まないって訳ではないわよ。ありがとうね」


「私、お昼に買ったサイダーが余ってますのでそっちを先に消化しないと…」


「それなら大丈夫ですよ。私が氷魔法で作った手持ち冷蔵庫にありますので、明日にでも。遠慮せずに頂いちゃってください〜」


「…なら、頂きますね!」


「じゃ、一旦部屋に戻るか」


「そうですね」




『乾杯!』


「ぷはぁ!風呂上がりの一杯は最高ね!」


「くぅ〜身体全体に染み渡るこの感じ、癖になるぜ〜」


「やっぱ風呂上がりにはサイダーより、やはりこっちでしたね」


「この牛乳はちと珍しい牛から採れたやつらしいですよ。なので少し高めなんですけどね…」


「まあ、今は旅行なんだしお金が無いってわけでもないから思うように楽しめたらそれでいいと思う」


「まあ、お金のことは今は深く考えないで楽しむことに集中しましょ!」


「ふわぁ〜、急に眠気が…お先に失礼するぜ」


「いつも寝るの早いな」


「鬼族は早めに寝ないと体力が満タンまで回復しないんだよ。ちょっとしたデメリットみたいな感じ」


「へ〜、力持ちでもその分の体力補充には時間がかかるのか〜」


「まあ、他の皆はオイラに構わずゆっくりしててくれ。多分秒で寝落ちしてるから」


「分かった。でも、音量の配慮はするよ」


「一応ホテルだし、静かにしないと他の人に怒られるだろうしな。まっ、ひとまず失礼するぜ」


『おやす〜』


「さて、いつもの奴しましょうか?」


「いつもの?」


リナさんはポカンとした顔でいる。


「あっ、ゆびすまのことね」


「指スマするのか?」


「ゆびすまだと!俺も混ぜろ〜!」


「うわっ、カーマ。どっから来たんだよ」


「わりぃ、皆が温泉入ってる時暇すぎてさ…温泉街の街並みで綺麗な景色があって、そこで見惚れていたのさ」


「何、そのロマンチックな感じ…アタシもそこに行ってみたい!」


「え、ゆびすまするんじゃねーのか?」


「今日はパターンBということで計画変更ですね」


「…それも良いな。じゃ俺についてきてくれ」


ガチャ


(ライキ、留守番頼むぞ)




「スー、ハー…」


シュン


「ここがアイツらの部屋か。それにしても広い部屋だな。俺もこういうホテルに一回泊まってみたいもんだぜ〜」


「ん〜誰かいるのか…?」


「ヒッ!」


シュン


(まっ、まずい。ここでバレたらヴァースみたいにコテンパンにされて終わってしまう…ん?)


「スー、ハー」


(さっきの寝言かよ!ったく驚かせやがって…まあ、コイツに発信器付けとけば今後も居場所が分かるだろう。これで見つける手間が省ける)


「よし、一旦任務は完了。よし、魔王城に帰るか…」


シュン


「………」
































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