第7話 君の小説には色気がないと読者は言った。
君の小説には色気がないと読者は言った。作者は何を言われたか分からず色気とはなんだと言った。色気は、と読者は言った、作者の人生経験があって描写可能になる人間の存在感などだ。作者は言った、人間の存在が感じたくて小説を読むのか。だから私達に糞人間が描かれるのかと言ったのは小説だった。
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