人は右/車は左/西日本では逆になるというDemagogie
人は右/車は左/西日本では逆になるというDemagogie
たとえば、空間性が世界の構造の一つであるとして、その世界に延長する空間がある場合、完全な認識のためには視点の階梯を上げる必要がある。
実践的に用途を以て理解するのでも、俯瞰的に言葉を以て規定するでも、あるいは神秘的に用途を規定するでもない。が、逆にその何れもが妥当と言える。
要は程度や方法の問題だが、その妥当性を評価する明確な基準は、己の判断を明確だと信じるものが、そうあれと定めたものに過ぎない。
上下という概念は重力に依存する。南北は地軸に準拠する。対して、東西や左右には常に何らかの基点を定める必要がある。
そんな曖昧な概念が明文法として定められ、なおかつ、人も車も混乱なく従っていることは、改めて指摘されれば、確かに不思議なことなのかもしれない。
無意識の堕落を戒める一首。
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