人は右/車は左/仏の座/雪解け水に踏まれて沈め
人は右/車は左/仏の座/雪解け水に踏まれて沈め
「仏の座」が三句目に来るのは、春の七草だろうか。
春の日差しの下、雪解け水に泥濘んだ野原を、人が右、車が左に、きっちりと分かれて進む光景はシュールだ。白線やガードレールがあるわけでもないのに、人も車もルールに縛られている。
蓮ならぬホトケノザは、泥水に浮かぶことはできない。右半分を靴跡、左半分をタイヤ痕に潰されたホトケノザが、泥水の底から人と車を嘲っている。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます