春々

作者 秋冬遥夏

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  • 春々へのコメント

    この作品の感想を言葉で表せるのか。

    それが、この作品を読み終わって僕が最初に思ったことです。

    感想を述べられる気がしないので感謝を述べさせていただきます。

    僕の『春』という季節についての認識は「いつ始まっていつ終わるのかが曖昧な靄のかかったようなもの」です。そんな曖昧な『春』をこの作品では瓶に詰めて売っている。

    そしてそんな『春』を買っている『私』。

    『私』が給料日に買っていたのは『私』が好きな『春』という季節だったのか、それともまるでそこだけ季節が逆行しているかのような『妻』の態度や表情だったのか。

    そして『春』の瓶の中には空気に消えてしまいそうな脆い花びらがあるのか、愛が入っているのか。

    そんな考察を膨らませてくれる作品を書いていただいたこと。

    ありがとうございました。

    作者からの返信

    大切な時間を私の小説に割いていただきありがとうございます。私の小説を読んで「無駄じゃなかった」と思っていただけたなら嬉しい限りです。さて季節というものはとても不確かなものです。これと言った境界線はなく、それこそ霧のかかったもののように感じます。若い時に生きる「青春」なんていう春においても、それはそれは不透明で濁ったものであります。それでも確かにそこに季節は存在していて、私たちはその中を生きている。そしていつだって季節の存在に気付くのは「終わってから」なのだと思うのです。春にいる間は、いつまでが春なのか、なんて思っていても、夏や秋になったら、昔にあった春は思い出すことができる。そう思うと、季節は少し過去にあるものなのでしょう。
    私がこの作品を書き始めたとき、もう春が終わろうとしていたんです。それがどうしようもなく悲しくて、やりきれなくて、私は春を瓶に詰めて売るという、この物語を書き上げました。もっとストレートに言えば、私の春をこの小説に詰め込んだのであります。その瓶の中には、私が高校の時に考えていた「愛」だとか「やさしさ」だとか、たくさんのものが詰まっているのです。
    いま江月さんは春の中を生きています。気づけないかもしれませんが、確実に春を生きているのです。最近ベットの上で、去年のカクヨム甲子園にて出会った江月さんが、総合ランキングを駆けあがっていくのを見ていました。読者数が全てだとは思いませんが「読まれる」物語というのは、需要がある物語ということです。しっかりと誇ってほしいと思います。そしてこの際言いますが、私は江月さんの快進撃がとても嬉しかったです。あまり接点はないものの、やはり去年の夏に戦った仲間がこうして輝いているのを見るのは、気持ちが弾みます。書籍化なんかが決まった時には、ぜひ購入させていただきますので、精一杯書いてほしいと思います。
    話が逸れてしまいましたが、人間にとって春のうちに結果を出すことはとても難しいことです。私も「奨励賞」をもらったときには、もう梅雨に入っていましたから。でも江月さんは現在、春に結果を出している。素晴らしい快挙です。この調子で今(春)を駆け抜けてほしいと感じます。そしてうまく走り切った後に、またこの『春々』を読んでみてください。瓶の中身がもう少しだけ、はっきりと見えるようになっているかも知れません。
    長文の返信失礼いたしました。

    2021年7月5日 00:40 編集済

  • 春々へのコメント

    発想からもう、すごいとしか言いようがありません。

    個人的な事なのですが、春という季節が元々好きで。この作品を読んで春がより一層好きになりましたし、心の中で眠っていたほんのり青い"春"が目覚めたような気がしました。

    本当に素敵な作品でした。




    作者からの返信

    大切な時間を私の小説に割いていただきありがとうございます。読み終わった後に「読んでよかった」と少しでも思っていただけたら、作者としては嬉しい限りです。私もミヤシタ桜さんと同様に“春”という季節がとても好きです。冬に土の中にいた生き物も、蕾をつけた植物も一斉に動き出します。それは人も一緒で、別れと出会いが同時に起こる季節。それが春。
    私は最近「なぜずっと春でいられないのか」と考えることがあります。大学に入ってから、その青さがどうも薄まってきているように感じるのです。きっとミヤシタ桜さんの春はこれから色づいていくことでしょう。その鮮やかな青に早く気づいて、がむしゃらに駆け抜けて欲しい限りです。

    2021年6月29日 09:43

  • 春々へのコメント

    誠にてめえ勝手ではありますが、読み終えるとまるで縄文クッキーを食べたような、優しい小俣になりました。

    作者からの返信

    作者としては優しい小俣(気持ち)になっていただけたなら、なによりです。次な縄文クッキー以上に優しさを感じられる小説を書きますね。ありがとうございました。

    2021年3月19日 23:46

  • 春々へのコメント

    季節を売っている、発想が素晴らしい!

    作者からの返信

    ありがとうございます。短編は発想が命だと感じているので、お褒めいただけて光栄です。いつか季節が買える日がくるといいですね。

    2021年1月9日 20:13

  • 春々へのコメント

    とても不思議な話でしたが、
    読んでよかったと思える素敵な短編でした。

    作者からの返信

    この小説を見つけて、読んで頂きありがとうございます。読んでよかった、なんて思わせることができて、とても嬉しく思います。私の方こそ気持ちを込めて書いて良かったと感じました。ありがとうございました。

    2020年9月11日 00:15

  • 春々へのコメント

    読ませていただきました。
    使い終わった瓶を捨てられないって、分かる気もします。
    不思議な雰囲気のお話で、良かったです。

    作者からの返信

    読んで頂きありがとうございます。瓶って後々なにかに使えるのでは、なんて考えてしまって、捨てられないですよね。私も子供のとき瓶に砂鉄を集めていたのを思い出しました。この小説を楽しく読んで頂けたなら、作者としては嬉しい限りです。ありがとうございました。

    2020年7月25日 17:09 編集済

  • 春々へのコメント

    綺春や感情の描写での綺麗な言葉選びが読んでいて心地よかったです。

    作者からの返信

    読んで頂きありがとうございます。今日、大変に不安定な世の中ですので、この小説で少しでも心地よく感じて頂けたら、なによりです。ありがとうございました。

    2020年7月24日 11:09

  • 春々へのコメント

    春を買うという発想も素敵でしたが、最後は外国に住んでいる日本人という解釈でいいのでしょうか?
    それとも2人は外国人?
    やっぱりイタリアあたりの外国人でしょうか?
    鈍くてすみません。大切なラスト、今ひとつ解釈できませんでした。
    申し訳ありませんでした。
    教えていただければ幸いです。

    作者からの返信

    作者としては2人とも外国人として意識していましたが、明記していませんでしたね。最後に引っかかるところを作ってしまい申し訳ありません。工夫して修正を入れさせて頂きます。ご報告ありがとうございます。

    2020年7月22日 14:16

  • 春々へのコメント

    切ない最後になってしまうのかな…と思っていたら、ハッピーエンドみたいでほっとしました。
    最後の一言で、情景が走馬灯みたいに巡ってくるのが見えたような気がしました。

    作者からの返信

    たくさんの小説の中から、この話を探し出して頂き、ありがとうございます。最後の一文に向けて話を進めていたので、作者としても嬉しい感想でした。ありがとうございました。

    2020年7月21日 15:06 編集済

  • 春々へのコメント

    わぁああすっごい好きです!!!
    とっても素敵でした!!!
    季節を瓶で売るっていうの、とても惹かれました。しかも五分だけという切なさ。所々の比喩も春にちなんでいて、ため息が出ました。
    素敵な作品をありがとうございます。

    作者からの返信

    身に余るお言葉をありがとうございます。すごい好き、なんて言われると作者としても嬉しい限りですね。このお話が貴方に届いてよかったです。
    最後に、貴方にも良い春が訪れますように。

    2020年7月20日 16:25 編集済