奇跡の血のすすめ

Dロイス:奇跡の血


・トライブリード専用で自身の持つ3種のシンドロームのエフェクトをそれぞれ1つ以上組み合わせた際に侵蝕値の合計を-4(最低1)するDロイス。


 なるべく縦に伸ばして侵蝕値や経験点を節約したい構築に比べて、積極的に横に伸ばす事で侵蝕値を減らせる非常に面白いDロイスです。例えば《磁力結界》・《氷盾》・《自動触手》でガード値を上げつつの反撃が侵蝕値3でできたり、《カウンター》に《アタックプログラム》・《居合い(HR)》を組み合わせて侵蝕値5で達成値に+20したりとメジャーアクションに限らず効果があります。

 また、ウロボロスのコピー系エフェクトが元のエフェクトと同名扱い(EA:P16)なのを利用してリミットエフェクトを使う事もできます。《原初の赤:マルチウェポン》・《ヴァリアブルウェポン》・《天からの眼》で侵蝕値を減らしつつダイスを確保したり、《影の武具:氷炎の剣》・《地獄の氷炎》・《ハンティングスタイル》で侵蝕値3で移動と武器を賄いつつクライマックスは《原初の白:オーバーロード》で毎ラウンド破壊して46点の攻撃力を確保する等色々な組み合わせが考えられるでしょう。


 個人的に奇跡の血は成長によって強さと侵蝕値効率が良くなっていくのが醍醐味だと考えています。なのでキャンペーンなら奇跡の血を選択しつつもエフェクトは2つのシンドロームしか取得せず、あえて効果が適用できない様にするのも有効だと思っています。勿論著しく足を引っ張ったり自力で命中できない等の構築は論外ですが、劣等生ポジションから成長で自信を持ったり調子にのったりとコンプレックスを払拭できるのはおいしいでしょう。


 ある程度欲しいエフェクトを挙げてから削っていくのが作成のコツです。そもそもトライブリードを選択した段階でエフェクトアーカイブだけで最低135種の取得可能エフェクトがあります。その大量の普段ならスルーしがちなエフェクトからタイミング事に組み合わせられるか?組み合わせる価値があるか?と考えたり、本来重いエフェクトの組み合わせを相対的に軽くさせたりと恐らく今までのキャラクター作成とは全然違う視点でエフェクトを見られると思います。

 侵蝕値が3とかで最大レベルも3のデメリット付き攻撃エフェクトは奇跡の血的にはあまり嬉しい物ではないです。経験点は軽く済みますが攻撃力は100%で9と侵蝕値2最大レベル5のエフェクトに劣り、侵蝕値はシナリオを通すと4・5増える計算になり、その分メモリー等の侵蝕率操作に早く経験点を割く必要が出てきます。《小さな塵》や《炎の刃》は非常に優秀なエフェクトなのです。侵蝕値1の《焦熱の弾丸》や《餓えし影》だって奇跡の血から見れば侵蝕値を3、トータルで12~18下げてくれるエフェクトになるので超有能です!また、タイミング:メジャー/リアクションのエフェクトはドッジ等がしやすくなるので意識すると良いでしょう。


 スタンダードな攻撃エフェクトや支援エフェクトを組み合わせても勿論良いですが、珍しいエフェクトが輝いたりするのでキャラクター作成にマンネリを感じていたら試してみてはいかがでしょうか?

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