第4話 勘十郎、審判する

特設会場に設けられた机。白い布がかけられている。

勘十郎はそこに座る。彼は審判役であり、賞品だ。

これから行われる3番勝負の行方を見守らねばならない。

カアン!ゴングが鳴る。第一戦がはじまる…

どうしてこうなった。




勘十郎は今日も泡ぶろでぶくぶくしていた。あー、ずっとこうしていたい…


「勘十郎さま!」


どこかで聞いた声だなあ。

と、|д゚)ちらっと脇をみると、

そこには水着姿のすずめつばめするめがいた。

あれえ?今回まんはったん行かないから出番ないと思ってたのになあと、、、、

あ、夢かなこれ…すやぁ。


「起きて勘十郎さま、出ないと溺死する」


つばめが頭を掴み風呂に沈めてきた。

ごぼぼぼぼぼ。

死んでしまうわ!!

夢から醒めた勘十郎さま。危うく家老の仲間になるところでしたね。


「勘十郎さま~。こんにちわ~。お二人とも元気ですか~?」


するめの間延びした話し方がうらめしい。背後には家老の姿もあった。


「すまんのう、、二人のことを話したら、行くって聞かなくてのう」

「勘十郎さま!助けに来ましたよ!さあ、こんなところにいないでまんはったんに帰りましょう!」

すずめに引っ張られていく勘十郎。カガリにもつばめが文字通り張り付いている。


「お待ちになって皆様方!ですわ!」


従業員の馬野さんだ。止めに来てくれた。勘十郎としては、タダで泊まれてるプリンセスホテルに不満はないのだ。


「そんなに勘十郎様が欲しければ、勝負で勝ってから連れていくのですわ!」


同じく従業員の鹿野さん。待って。なんでそうなるの。勝手に宿泊先変えたら竿竹様になんて言えばいいの?泡ぶろ入ってたいんだけど?


「そんなこともあろうかと!お姉ちゃんが確認をとっておいたっスよ!」


三雲さん。いいんですか。客が取られちゃうんですよ。


「面白いからおkっスよ。いい見世物になるっス。」


えー。。。見世物にされちゃうんですかー?


「おおう!てやんでえ!私たちが勝つに決まってらぁ!やってやらぁ!」


啖呵を切るすずめちゃん、やめて、貴女はヒロインなの。地のキャラ出さないで。




そんなこんなで三雲により特設会場が作られる。


プリンセスホテルVSほてる・座・まんはったん


賞品は勘十郎.

勝ったほうが勘十郎をゲットできる。

対決は3番勝負。

料理・体力・迷路脱出。

2本とったほうが勝利である。


次回!第一戦!スタート!

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