第8話 穴に落ちた編
「※※※れが」
穴を滑り落ちる魔王は口から汚い言葉を吐き
「※※※※」
魔法を唱えた。
そして現れる黒い翼。
魔王の象徴的存在。
その翼を使ってうまく滞空した。
「陛下。つかまって」
魔法使いはそう叫んで王様の手を取る。
そして彼も魔法を唱えた。
「※※※※」
空を飛ぶわけではないが、落下速度がかなり落ちるという魔法。
高い崖などから降りる際などに使う技だ。
しかし本来は自分一人を対象にする技。二人は無理。いつもよりかなり早めの落下速度。
「落ちてるぞ」
「無茶いわんでください」
その二人を見て翼が生えた魔王はその服をつかむ。
「このまま下に降りますよ。上はさすが無理だ」
「お願いします」
「たのみます」
そしてばっさばっさと黒い羽根をまき散らしながら穴の下に降りて行った。
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