第12話
「はい、あ~ん。
「うん! おいちぃ♪」
私はスプーンでティタルちゃんにお昼ご飯を食べさせている。ニコニコ顔でご飯を
「ティタルちゃんはどうして
「んとね。てぃたる、びょうきだったの。かみさま、あったよ。てぃたるはしんじゃったけど、いいこにしてたから、いいところにいけるってゆってたよ。」
やっぱり転生なんだ。またチャラ神『コッタライネン』かな? 聞いてみよう。
「ねね、その神様って髪の毛、何色だった? どんな人だったかな?」
「かみのけはまっくろだったよ。なんかね、おっきいおじさんだった。」
まだ
「どうして【
「ん~ん。「いくさみこ」はぜったいやらなきゃいけないっていわれたよ。そのかわり、「すきる」はいっこおおく、くれるっていってた。ねえねえ、「すきる」ってなに?」
こんな小さな子に「スキル」なんて説明しても判る訳ないよね。私だって難しい書類ばっかで良く判んなかったんだから・・・。でも何か、おかしいな。
「あ、でもね。そのかみさま、へんなんだよ。てぃたるは、てぃたるなのに、「るるたん」ってよぶの。へんだよね?」
「うん。絶対変だね。お姉ちゃん、経験あるから判るよ。絶対に変!」
これは確認が必要だ。私はこの世界の女神「ユマラタル」と会う決心をしたよ。
「あの、リーネオさん。ちょっと、この世界の神様と会ってきます。ティタルちゃんと一緒にお昼寝出来る場所はあるでしょうか?」
「ん?
「俺は戦を遅らせるための仕事に戻る。ここにはクアーエを残す。目が覚めたら俺の
そう言って彼はティタルちゃんの頭を
「それじゃあ、お昼寝しよっか? お姉ちゃんと一緒に居たいって思いながら眠ってね。」
「うん! わかった。ずっといっしょ♪」
ティタルちゃんはそう言って抱きついて来た。自然と
「女神『ユマラタル』、ユマさん、今すぐ会いたいです。」
そう心に強く念じながら横たわって目を閉じる。すると私は一瞬で眠りに落ちた。
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