『小さなお話し』 その109

やましん(テンパー)

『Go to 地獄 キャンペーン』


 『このお話は、フィクションです。この世界とは一切関係ありません。ただし、多少、現実を皮肉っている側面もあります。こうした、一種の皮肉が嫌いなかたは、ぜひ、避けてください。』




          👻



ねこママ


『やましんさん、昨日も来てた、あの、幸子さんが、こんなチラシ置いていったのにゃ。』



やましん


『なになに、《Go to 地獄キャンペーン》とな。また、おかしなことを始めたな。あー、なに、旅行費用の95%が、地獄から補助されます。なんだそりゃ。『天国は、人口増加で『さんみち』じょうたい。』こりゃ、打ち間違いだね、幸子さんは、よくやるんだ。『移住するなら、いまは地獄が最高。』なんだいそりゃ。『2泊3日の地獄体験コースです。』ああ、まだ、やってるんだな。『悪事をしてなくても、地獄に落ちるチャンス。体験コース参加者には、地獄優先在住パスが贈られます。』はあ〰️〰️〰️、なんか、どっかで、聞いたぞ。『さらに、お饅頭つかみ取りサービスつき。』あのね、またく。『罪のないかたは、地獄の責め苦は適用なし。高台から、責め苦の現場を見ながら、幸せに暮らせます。』悪趣味だなあ。『この世にあって、地獄にないものはありません。山海の幸も移入されています。』はあ。まあ、たしかに。』



ねこママ


『やましんさんは、行ったことがあるにゃんか?』



やましん


『いやあ、取材させてもらただけ。行ったわけじゃないです。』



ねこママ


『あやしい…………にゃ』



やましん


『『くまさん宇宙の大冒険』を見てください。』



ねこママ


『チラシ、置いていいとは、いったにゃん。ただし、キャンペーン期間内だけにゃん。』



やましん


『そりゃ、そうだ。なになに、『参加希望者は、キャンペーン期間内の毎週土曜日の深夜2時に、不思議が池においでください。参拝用のお饅頭は、通常の半分でかまいません。』なーんだ?ただじゃないじゃん。幸子さんらしいな。』



不思議が池の幸子さん


『ほら、やましんさんも、参加しましょう。』



やましん


『わ、出た‼️』



幸子さん


『あたくしは、神様でしから、どこにでも、出ます。』


やましん


『一回行ったから、もう、いいよ。』



幸子さん


『あれは、取材コースです。もっと、スッゴいところがあるんですよお。ね、暇なんだし。』



やましん


『やだ。』



幸子さん 


『うーん、同意がないと、つれて行けない。』



死神ももさん


『出現〰️〰️〰️〰️〰️ん。やましんさん、幸子さんに乗ってはだめ。元祖地獄になさいませ。迫力が違います。ね。さあ、参りましょう。』



やましん


『やだ。拒否。』



死神もも


『そんなこと、言わないの。はい、毒薬ね。』



やましん


『それは、ママのジュースに、そっくりだ。』



ねこママ


『にゃ〰️‼️それは、盗作にゃ。今日は、出ていってくださいにゃ。ここでの商売は、禁止❗』


死神もも


『あらあ。そんなこと、ないでしょう。ね、幸子さん』


幸子


『確かに。でも、やましんには、ちょっかい出さないでください。』



死神もも


『なにお〰️〰️〰️〰️。やるかあ〰️〰️〰️。』



幸子さん


『やるなら、お池で。』

 


死神もも


『よっしゃ‼️』



 ふたり(?)は、消えました。



ねこママ


『はやく、ウィルスさんをおさえないと、ごたごたが、発生し続けるにゃ。。』



やましん


『そうだね。しかし、ぼくは、この世界に、居心地悪いなあ。なんで、なんだろう? だれか、説明してほしい。これは、呪いかしら?』




・・・・・・・・・・・・・・・・・・



              おしまい




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『小さなお話し』 その109 やましん(テンパー) @yamashin-2

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