第25話 2回目の誕生日は・・・あっけなく時間がすぎる
「いや~みずきとさとみさんが知り合いだったとは、ほんと驚きだよ~」
「いや、それは、私のセリフですよ~ホントまさかさとみ先輩と岡崎さんがデートしているとは。」
「いやいや、あれはデートじゃないよ。バレンタインデーにハンカチもらったから、お返しにストールをあげただけだよ。」
「あの、ストール岡崎さんからだったんですね。さとみさん会社で使ってましたよ。」
そんな会話をしながら、久しぶりにみずきとゆっくりとした時間を過ごす、この前用意したバレンタインのお返しを3月の末になりようやく渡すことができた。
これで、もらった3人にはお返しすることができた。バレンタイン、クリスマス、誕生日は恋愛の3大キッカケデーなんていうけど、普通だったら、あんな感じににアプローチされたら、いくら鈍感でも気づく俺はいま、モテキが来ている。
ただ、そんなときに限って 好きになってくれる人と好きな人は違う。
一つのくぎりはつけなきゃなぁ。
◇◆◇
それから3か月が経過し、7月を迎える。そう7月7日の七夕はそう、みずきの誕生日だ。そして今年も、みずきの誕生日当日にお祝いできることになった。ひとまず第一関門クリアだ。
誕生日プレゼントも用意したし、夕飯を食べるところも予約できた。準備万端だ。
そして当日を迎える。
なんともあっけなく、誕生日が終わる。しっかりお祝いもしたし喜んでる姿を見ることもで来たが、今日はなにもできなかった。
みずきを目の前にすると、いまの関係を壊さないのの一番なんじゃないかって考えてしまう。気にしてるのは自分だけなのかもしれないが、客とお店の女の子の恋愛は成立にしないのかな。いや、出会い方や今の関係性を壊したくないって言い訳をして、なりたい関係になるためにやることから逃げてるだけだ。
恋の3大キッカケデーでもだめだとか、よっぽどヘタレなのだと思う。
そうして、今年のみずきの誕生日は終わる
ちなみ誕生日だが、俺は6月13日ちなみにゆうちゃんは10月10日、さとみさんは8月15日だ。
それから俺の仕事が忙しくなり、それぞれをそこそこのお祝いをしながら時間が過ぎていく
そして最大のイベントであるクリスマスをむかえる。
それぞれのハッピーエンドに向かって。
幸せの終わりか幸せな終わりか・・・
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