第4話 ホウレンソウはホントに大事
そうこうしているうちに、3か月ほどの時間がすぎた、同伴する時間は取れなかったが、3週に1度という頻度で何とか通えている。
そして みずき とは、何とかメッセージのやり取りはしている。ありがたいことに、あからさまな営業メールはしてこない。とは、いっても【おはようございます。今日は一日雨みたいですね。頑張りましょう。】
そんなメッセージがほとんどだ。いろんなお客さんへ送っているのだからしかたない。しかし、そんなメッセージを送ってくれるだけで舞い上がってしまいそうになっているのだが。。。完全に病気だと思う。恋の病。
何とか現状を打開しようと みずき のいない時を狙いいつものスナックへ顔を出す。
からから~ん
「あら。いらっしゃい。今日はみずきいないわよ」
「大丈夫。きょうはママに会いに来たんだよ」
「そうなの??珍しい。そうか分かった、みずきの誕生日どうするか相談にきたんでしょ!!正解??」
「え!?みずきそろそろ誕生日なの?」
「あら、知らなかったの?」
「いや全然しらいない。そんでいつなの?」
「来月の7日 七夕 だよ。」
「そっか、あと大体1か月後ね。」
「誕生日ほしいものとか、わからない??」
「きいてみてあげようか!!ざっきーは友達枠だからね。しゃあなしよ。」
「ありがとう。恩にきるよ。お礼はまたいずれ。」
「同伴の日のシャンパン一つ格上げでお願いしまぁす」
「たけぇ情報料だなー!!!」
「あら。その方がみずきかっこつけれると思うけどっ?あ、メッセージかえってきたわ」
【ママお疲れ様です。私個人的に欲しいのは。〇ガットの時計ですかねぇ~】
「ざっきー!!時計だとのこと」
「OK、今回は男・岡崎をみせてやるぜ~~」
「きも、はりきりすぎると失敗するよ。リラッ~~クス」
「はいはい、ありがと」
ママに相談してよかったな、これでリサーチも完璧だ。あとは当日に備えるだけだ
「それで、いつ同伴するかきまったの?」
あ、肝心の予定を聞くの忘れてた。。。
あわてて、メッセージをおくる
【7月7日って出勤??よかったらご飯でも行かない??】
すぐに返信がくる。
【その日はまだ空いてます。実はその日・・・誕生日なんですよ~。誰も誘ってくれなかったらどうしようって思ってたので。とてもうれしいです~】
よかった、予定は空いていたみたいだ。これは気合入れなければ・・・
「ママ、今日はホントありがとう。また来るよ。」
「あら~もう帰るの~なんて、今日は長い時間ありがとう。成功を祈っているわ。」
にしても、当日は、全部で10万は飛ぶのかボーナス後でよかったな。。。
さぁ、
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