第103話『パーカーは着ない。寝転ぶのに邪魔だから』

 

 おはようございます(*´▽`*)ノ))


 三連休の最終日になってしまいました。

 寝るかテレビを観るかモグモグ食べるかのシンプルな日々を送っています。


 昨日は特にテレビにかじりついていました。ちびまる子ちゃん、サザエさん、麒麟がくる、情熱大陸、極主夫道。まさにテレビっ子です。


 21時からNHKスペシャルでドラマを観ました、番組表をみて是非見てみようと思っていたドラマです。


【こもりびと】

 近ごろ増えているという、中高年の引きこもりを題材に描かれていました。

 主人公は松山ケンイチさんで、父親役は武田鉄矢さん。


 いきなり武田さん演じる父親が末期のがんで余命宣告を受ける。

 余命半年で自分が死んでしまったら引きこもりの息子はどうなってしまうのか?

 父親の職業は教師で、同じように育ったはずの兄弟はちゃんとした大学を卒業して真っ当な人生を送っている。


 大学受験に失敗し、就職先では正規雇用でないから社員にさえバカにされて、心に病を抱える引きこもり歴10年以上の40歳。

 母親の死もありどんどん自分の殻にこもり、一日中外にでない生活をする。


 息子の苦悩、父親の苦悩が描かれていました。


 好きで引きこもっているのではなくて、当人も本当は悩んでいてどうにか抜け出したいと資格取得のサイトをみたり、引きこもりを克服するサイトを覗いてみたりしているのです。


 挿入歌にはTHE BLUE HEARTSの曲が使われていて、悩みを持ちながら苦しんでいる気持ちを表してました。


 誰しもこうなる要素はあると思うし。

 何かが違っていったらこうなった可能性がある……と強く感じました。


 息子の気持ちに寄り添ってやれなかったことを後悔して、残された時間でどうにか親子の時間を取り戻そうとする父親の姿は心に響きました。


 ともすれば、犯罪者予備軍として見られがちな引きこもり、考えさせられるドラマでした。


 ──パーカーは着ない。寝転ぶのに邪魔だから──

 エピソードタイトルに使わせて貰った言葉は、引きこもり当事者の言葉だそうです。


 親は生きていて欲しいと願い、子どもは理解して受け止めて欲しかったと願っているのですね。



 今日もよろしくお願いいたします。


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