序2話 ようこそクトゥルフランドへ
某日、西宮宅にて...
まっこり「暇だアアアアァァ!」
西宮「うわ、どした急にうるさいな」
まっこり「やることことなくて暇なんだよ!暇ひまヒマ...」
西宮「なんかやり切ってないこととかものとかないのかよ」
まっこり「あったらこんなこと言わないんだよ!ああ...退屈だ」
西宮「そういえばさ」
まっこり「ん?」
西宮「お前前にやりたいって言ってたゲームあったじゃん。あれやったのか?」
まっこり「...ゲーム?」
西宮「ほらあの...TRPG?とかいうやつ。意気揚々とルールブックだのダイスだのって買ったのが三か月くらい前だろ」
まっこり「...あ~!あったねそんなの!全く手つけてないわ!」
西宮「見つかったのはいいが、それはそれでどうなんだ」
まっこり「とにかく、決めたわ。俺はTRPGをやる!」
西宮「早速帰ってやったらどうなんだ」
(これ以上人の家で騒ぐな)
まっこり「?何言ってんの?お前も参加だよ?」
西宮「は?」
まっこり「いや、TRPGって複数人でやるもんなのよ」
西宮「うん、で?」
まっこり「だから、やるじゃん?」
西宮「俺は強制参加なのか!」
まっこり「ある意味言い出しっぺじゃん」
西宮「むぅ...まあ参加するが」
まっこり「どうせやるなら大規模で、お前含めて6人くらい呼ぼう!」
西宮「そうか。ところで参加者を集めるのって...」
まっこり「よろしく!」
西宮「ですよねぇ」
翌日
まっこり「誘った?」
西宮「とりあえず誘っといた。でも当日来れるかはわからんぞ」
まっこり「だいじょぶだいじょぶ。俺が暇ならみんな暇」
西宮「ひどい暴論を見た」
まっこり「まあこっちも準備に時間かかるから、できたら連絡するよ」
数日後
西宮「へえ、ネクロニカってのも面白いなぁ...ん?まっこりからメールか、準備できたのかな?」
『準備できた。参加者の都合のいい日に開催しよう。場所はお前ん家でいいか?広いし』
西宮「...まあいいか。『問題ない。都合のいい日を聞いとくわ』と。自分でやるって言いだしといて人の家使うあたりあいつらしいな。しかしあいつが準備って...なんか怖いな。パラノイアとかじゃないといいけど」
10日後
まっこり「意外と時間、かかったね」
西宮「まあ未経験者もいるし、予習期間だったってことで。やはりお前のみんな暇理論は間違っている」
まっこり「なん...だと?!」
西宮「おっと来たみたいだぜ」
まっこり「そうみたいだね、俺も出るよ。KPだし」
西宮&まっこり「は~い、どうぞ~」
愉快な仲間たち「「「お邪魔します」」」
まっこり「こりゃまた濃いメンツをそろえたね」
棚波「それはひどくね?」
馬橋「まったくですね」
まっこり「そりゃスキンヘッドの人が目の前にいたらビビるわ」
馬橋「せめて坊主頭といってください...」
西宮「馬橋、小杉、棚波、葵井。よし、全員いるな!」
菜砂「私もいるからね?」
西宮「あ、いたんだ」
菜砂「帰っていいかな?!」
西宮「冗談冗談、全員来てくれてよかった」
馬橋「まっこりさんですね。初めまして馬橋って言います」
まっこり「初めまして、まっこりです。今回はKPをやらせてもらいます」
馬橋「わかりました。まっこりさんと初対面なのは私だけみたいですね」
馬橋以外「まあそうだね」
馬橋「改めて、よろしくお願いします。別に敬語じゃなくて良いですよ」
まっこり「そう?じゃあそれで」
西宮「それはそれで切り替え早いな」
馬橋「いいじゃないですか、面白そうです」
まっこり「それで今回は、みんなも聞いてると思うんだけど」
棚波「TRPGをやるんだろ?予習はばっちりだぜ」
まっこり「そうそう。で、今回はクトゥルフ神話TRPGをやろうと思うんだ」
小杉「メジャーなジャンルだな」
葵井「できそうなやつでよかった」
まっこり「さらに!今回はただのシナリオではない!」
棚波「何だって?!」
菜砂「まさか?!」
西宮「パラノイアか」
まっこり「違う、そうじゃない」
馬橋「確かにやりそうですぬこの人」
まっこり「初対面だよね?!」
西宮「で?本当は何なんだ?」
まっこり「今回はキャンペーンシナリオだぁ!」
菜砂「キャンペーン?期間限定なの?」
まっこり「ごめんボケの波に対応しきれないわ」
小杉「キャンペーンシナリオっていうのは1つのキャラを使っていくつかのシナリオをプレイするってことだな」
西宮「前のストーリーのキャラがかかわることもあるみたいだな」
まっこり「そしてさらに、最初のシナリオは3人2組に分かれて別のシナリオをプレイしてもらいます!」
馬橋「おお、分岐ですか」
西宮「要は6人でやるシナリオ気に入ったのがあんまりなかったんだな」
まっこり「君のような勘のいいガキは嫌いだよ」
棚波「とにかく、キャラを作らないことにはなにも始まらないからな。とりあえずキャラシ作ろう」
まっこり「そだね。んじゃキャラ作っといて」
葵井「推奨技能とかは?」
まっこり「特にはないよ。強いて言うなら脳筋にはならないでね」
小杉「じゃあ作ろうか」
to be continued...
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