同じプロットから小説を書くという企画の参加作品です。「疎遠だった幼馴染が夜に訪ねてくる」というこの指定プロットからサスペンス系のミステリに仕上げられています。その物語構成力が最大のみどころではありますが、筆致企画参加作らしい手厚く丁寧な情景描写にも注目です。最後の段落が見事に決まっています。おすすめの一作です。
筆致は物語を超えるか「雪を溶く熱」参加作品の中でも、かなり独創性が高いです。つか、途中の展開から目が点になりますよ、これ。えっ、(物語が)どこ行っちゃっうの?って感じで。でも、ちゃんと戻ってきて、最後は綺麗に決めてくれます。こういうミステリー風味な雪熱も良いですよ。是非ヽ(゚∀゚)ノ 読んでみて!