昔ワルかった自慢をする者たちへ

愚痴り場みえちゃん

第1話

30代以上の年配に多い、昔ワルかった自慢。

さんざんワルかった自慢ほどサムいものはないとテレビやネット、知人らからも聞いたことがあるはずなのに、なくならないこのタイプ。


昔ワルかった自慢の何が不快って、多少大げさに話を盛ってる可能性(つまりちょっとウソ込み)、ウケ狙いであったり、自分を強く見せたいがための話だからだ。


私個人が聞いて1番不快なのは2つある。

1つ目はイジメをしていた自慢。

2つ目は親父狩りをしたことある自慢。

とても不快。

イジメをする者はどんな事情があろうと許す必要、更生する手助けなど必要ないと私は思っている。

こんな悪にそんな施しはいらない。

制裁あるのみ。


イジメをしてる者は大したことない罪にもならないヒマつぶし程度の意識で罪悪感やとんでもないことをしている意識は皆無だからだ。

それに対して被害者は一生消えない心の傷を負う。

そのせいで学生時代が思い出したくもない、暗い過去になってしまう。

本来なら明るい青春時代であるべきものを、他者から無残にも壊され、我慢と苦痛の日々を強いられるのだ。

仮に相手が更生して、誠心誠意の謝罪や賠償をしても、被害を受けた過去・被害を受けた月日は戻ってこないし、消えないのだ。

人生はリセットできないように、仮に服役しようが被害者の心の傷もそのままだ。


これと一緒で親父狩り自慢も、許しがたい。

どこかで誰かの父親が被害に遭うんだ。

イジメにしてもそうだが、自分の立場で考えてほしいのだ。

自分の父親がそんな目に遭ったら、若気の至りで済ませるか⁇

謝罪、服役、賠償があったところで許せるか⁇


自分は痛めつける側で被害を受ける側ではないなんて論法ではなく、逆の立場ならの話。


私ならばイジメだろうが親父狩りに自分の父親があったならば、何をされても一生許さない。

加害者一家がどんな不幸にあおうとも1ミリも許さない。


許すことは寛大で素晴らしいことだし、憎しみをもったまま一生を過ごすのは勿体ない、人生を棒に振るなんて、よく聞くが、この説はおかしいんだ。

何もかも100%加害者側の責任でこうなっており、許さない被害者に許すよう諭すなんて、どうかしている。

被害にあわなければ、憎しみは生まれないのだから。

徹底的に断罪すべきは加害者学生時代だ。

私個人の意見だが、被害者が私ならば加害者側の一族ごと許しがたい。


と思う。

だからワルかった自慢をする者たちはこういうことを想像してみてほしいんだ。

想像力がないから、その自慢をするのだろうけど、その自慢話はとんでもない話で、誰彼構わず話す内容ではないし、自慢する内容ではもちろんない。


こういうことを自慢する者はとにかく想像力がないんだ。

危機管理ができていないんだ。

自分が被害者になる可能性を想像できない。

それらを自慢する頃、現在のアナタは親父狩りに遭う立場だ。

いつどこで被害に遭うかわからないと少しでもいいから、想像してほしい。


若気の至り、集団心理でやりすぎてしまう、今後をしっかり考える力のない、責任感がない若者が襲ってくるのだ。


それを少しでも思えば、その自慢にはならないだろう。

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