第41話 Confrontation
念願かなって
彼の妹、
彼女が私たちの交際に
彼女と和解出来るのであれば、もちろんそれに越した事は無いのだが、どう考えても、その可能性は無い様に思えた。
もし和解出来ないのであれば、私と彼との
勝てるという確信は無かったものの、結局私は和解ではなく
翌日、私は放課後の女子更衣室に
彼女を待っている間、私はひどく緊張していたが、女子更衣室に入って来た彼女の顔を見た時、相手も同じように緊張している事が一目で分かった。
女子更衣室を見回した彼女は、室内で待っていたのが私一人である事が意外そうな様子である。
彼女は緊張した表情のまま、口を開く。
「こんな所に呼び出して、何の用ですか?」
「あなたと二人きりで話がしたくて、ここまで来てもらいました。放課後の更衣室なら、邪魔が入る心配は無いから・・・
私はそう言うと上着を脱ぎ捨て、上半身裸になる。
彼女が目にしたのは、ピンクのペイントブラだった。
「あなたなら、これを誰が
私の胸を見た彼女は一瞬目を丸くしたが、私の期待に反して、大したショックを受けていないようだった。
「全く・・・体の関係なんて言うから、何事かと思ったら、ただ兄さんにブラを
「あまり
「
「何ですって!・・・」
本当に何て嫌な事を言う女なんだろう!
彼女の言う通り、これは彼の方から望んで
相手の言っている事が当たっているだけに、余計に腹が立ち、私は目の前の
それをギリギリで耐えた私は彼女に宣戦布告する。
「邪魔しても無駄よ!私はそれをあなたに伝えたかっただけ。」
「邪魔なんてしませんよ。そんな事をしなくても、あなたが普段通り行動してさえくれれば、振られるでしょうからね。」
「このっ!」
遂に我慢の限界を超えた私は、彼女をひっぱたいてしまう。
『しまった・・・』
思わず叩いた私の方は少なからず
自分の
「本当にあなたは自分の気持ちに正直な人ですね。」
私は内心の
「それは
「そもそも
「
「どこかで聞いた言葉ね、それ」
そう、それは以前この場所で彼女が口にした言葉だった。
『
私は完全に
今まで彼女は私から攻撃を受けても大した反撃はせず、いつも
そのため私は彼女の事を完全に
しかしそれは間違いだった。
彼女は単に本気を出していなかっただけなのだ。
私が無力な子猫と思って
戦況は一方的に不利だったが、私は負ける訳にはいかなかった。
私は
逆転の目はあるはずだ。
私は彼女に反撃を
「
「そんな事知ってます。
「そんな事分からないじゃない!あなたと一緒にしないで!」
「付き合ってすぐに結婚だなんて、痛い女!男が引くタイプね。」
相手を
私は次第に冷静さを失い、彼女の術中にはまっていった。
「妹のあなたがいくら反対しようが関係ないから!
「それが
「そんな事ない!」
「あります!
「・・・どうやら話し合っても無駄のようね。」
「ええ、全く同感です。」
議論は全くの平行線であり、これ以上戦い続けたところで私に勝ち目は無かった。
『
相手を
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