No.25 「⛎」 乱暴なケーキの観測者

   「⛎」


 それにしてもだけど、うーん…これはホントごちゃごちゃしてるなぁ…よくその為にここまでシナリオを考えたなぁ…。こんな複雑な事考えるのかよぉぅ…まぁ、面白い事にはなっているのは事実だけど。


「すみませんチカさん、」


 やっぱり来た。ノアだ。


「君の能力の事について教えて欲しいんだよね。」


「あ、はい。」


ノアは少し動揺してから思い出した様に納得した。まだ、僕の神技について詳しく知らないからなぁ…


「分かった。ホールに行こうか。そこで教えよう。少し待ってね。一旦紙とか持ってくるから。」


「はい。ありがとうございます。」

 そう言ってノアはお辞儀した。


 取り敢えず今はノアに授業をしよう。


 …乱暴な黙示録だね…。

 終わるまでは気長に、このゲームが織りなす物語を観る事にしようか。

 この記録の「観測者」として。



 スポンジケーキにトッピング

{無垢な少年少女達に(ほぼ全ての)物語味付け} 完了。

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