第〇話 「⛎」 不死鳥達の始まり Episode 0 Beginning of phoenix

No.1 星座


 頭の中に閃光が走る様な感覚がした


 流星群の様に眩い光が暗闇を刺す


 私はその圧倒的な感覚におし潰されそうになった。

 私はそれらを慎重にかき集める 零が無いように。


 やっとの所でその光達は点と点になって、繋がって、夜空に輝く星座になる。


 その中でも、よく煌めいて見えるものがある

 これは何か



 希望だ



 今、星々の様な希望が煌めき、繋がって、守護者となる。


 見えたんだ、確かに形が、


 これは神々が今生きる僕らに与える物語だ。

 新たな神話だ





 目を覚ました、9時30分0秒。


 夢か…?いや、知っている。きっと机の上にある。

 ベッドから起き上がって卓上を見る。

 手紙そして、ストラップ…。間違いない。

 僕に与えられた物は、「観知」だ。

 

 寝ている時急に、沢山の情報が脳の中に流れ込んできた。

 感覚的にも必然的にも分かった、

 僕に『ほぼ全ての』知識が入って来たんだ。

 僕はその衝撃を覚えている。

 そして、それらを整理して、使い物になる様にした。

 その内に、一筋の大きな物語が見えた。

 これはきっと、事実だ、これから起こる出来事が見えたんだ。

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