小説 (手に取った本の表紙に書かれた一編の詩)
これはジョークなのだ。
人々は見つけ出した秩序の集合によって因果を求めようとする。
だが、この混沌その物に因果を求めようとする事自体、くだらない事なのだ。全てがくだらないのだ。
これは詩人が混沌の中からかき集めた秩序によって綴った、大それた、くだらないジョークなのだ。
だからこそ、虚構黙示録なのだ。
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