第一話 プレーンラスクにビターチョコレート Episode 1 Bitter chocolate to plain rusks

No.1 プレイヤーに送られし招待状

第一話  

プレーンラスクにビターチョコレート



 日本時刻、午前六時三十分。

 こんな手紙と、飾りの様なものが「彼ら」の元に届いた。



 Dear,○○(名前)様

 あなたは我々、神々の主催するゲームのプレイヤーとして招待されました。

 あくまで、強制参加であり、参加拒否はできないものとします。

 あなたには「○○(神技の名前)」という「神技」と、〇〇(武器)が与えられました。

 神技についての詳細は視界を左下のマークに合わせれば見れる文章に書いてありますので、御熟読ください。

 あなたの視界の変化は病気でも何でもなく、このゲームに合わせてこちらが用意したものです。

 あなた方にはこれから二十四時間二時間三十分後までに集合していただきます。指定の時刻までの時間は、視界の右上に表示されていますので、そちらを利用して下さい。

 場所についてですが、目を瞑って「場所」をイメージしていただければ、意思がそこへ向かいます。その場所に向かっている時には体本体は気絶状態になっているので、場所と状況には気を付けてください。

 ゲーム説明についてはその場所で行います。

 時間前に来ていただいても結構です。

 それでは集合時間まで、有意義な時間をお過ごしください。

                                              From,案内人



 こんな奇妙な手紙が急に手元に届いたら、不気味でどうすれば良いか分からなくなるだろう。その「場所」に行くのもためらうはずだ。手紙を燃やしてしまってもおかしくない。


 さて、「彼ら」はこの怪しい手紙に従って来るのだろうか。

 それが、来るのだ。この手紙に誘われて。

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