百二十三話 「プロポーズ」

絶対『一人』なんて思わせないから。



苦しくて辛くて

やることなすこと全て

マイナスな方向に

向かってしまう時ってある。



それはあなたの

せいじゃない時もあるから。

環境のせいの時もあるよ。

小さな体で、全て背負い込まないで。



世界は真っ暗で

どこにも信じられることは

ないと思えてくるよね。

その気持ちは私もよくわかる。



だからこそ、一度深呼吸してみて。

あなたの周りにはどんな人がいる?

あなたは本当に一人ぼっちかなあ。

あなたには、『私』がいるよ。



辛いことも、悪い奴も

全て忘れて、難しいこと考えず

私のことを頼ってきてよ。

私は全部受け止めるから。



私には遠慮しなくていいよ。

私にまで気を使わなくていい。

重たいなんてなんて感じないから。

負担だなんて全く思わないから。



むしろ、あなたに頼られることが幸せだから。



あなたの優しさも時間さえも

そんなやつらの為に

使うのはもったいないよ。

それなら私にくれないかな?



あなたのすべてを。


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