百二十話 「自信」

頑張り続けても

結果が全然出なくて

ちょっとだけ自信が

なくなってきた。



「最近の僕はどうかな?」

って、誰かに聞いても

当たり障りのない

言葉しか返ってこなかった。



そんな言葉がほしい

わけじゃない。

僕はただ「大丈夫だよ」と

言ってほしかったんだ。



じゃあなんで「『大丈夫だよ』と

言ってほしい」と

素直に言えなかったのだろう。

求めているものははっきりしているのに。



何がその邪魔をしているのだろう。



苦労は確かにしてきた。

でも苦労って

数値化できないのに

本当に伝わっているだろうか。



誰かにこの辛さが

どれぐらい理解

されている?

そもそも言葉にして伝えていなかった。



これだけしていれば

何も言わなくても

わかってくれると

思っていた。



苦労の数だけ

誰かに思いが

伝わればいいけど

世の中そんなに甘くないみたい。



心の内なんて

簡単にわからないのに

僕は勝手に

伝わってると思ってた。



これからはちゃんと

思いを言葉にするよ





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