百十八話 「正しさ」
私の言ってることは
正しくて、あなたの
考えは間違ってる。
誰もが何気なくそう言う。
みんな自分の
してることを
正しいと思う。
それ自体おかしくはない。
正しいか間違っているかなんて
本当は曖昧なもので、
誰しもがわからないから
自分で正しさを決めている。
でも、あなたの正しさを
誰かに押しつけた時に
もうその正しさは
正しくはなくなる。
正しさって、物事を
判断するためのものだよ。
あなたの気持ちじゃない。
そもそも私の気持ちはどこにいったの?
正しさに共通の
ルールがあれば
苦労しないけど、私たちは
それを決めようとしない。
でも正しくありたいと
いつも思ってる。
そんな不安定な状態で
何を判断できるの?
正しさを都合のいい
言葉にしないでよ。
自己満やマウンティング
したいなら別でやってよ。
私がわからないことに
本当に目を向けてくれている?
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