七十話 「希望」
希望は、人に決めつけらるものでない。
「大丈夫。辛いことは
あっても、ずっと続かないから。
希望をなくさないでね」
って、何度も念を押されたんだ。
言葉自体は、優しいよ。
おかしいことはない。
でも、自分の考えを
押し付けることに疑問を持った。
希望をもつか、もたないかは
私が決めることじゃないだろうか?
誰かに言われたところで
明るい未来に変わることはない。
辛さや苦しみを
数値化することはできない。
でも、無理やり元気になったふりを
しても、そこに意味はある?
私が、私のペースで
辛いこととと向き合い
「また頑張ろう」と心から
思えて、やっと希望となる。
希望をずっと
持たないことは
身体や心によくない
ことはわかってるよ。
私がずっとへこんでいると
それが周りの人に悪い影響が
出ることもわかるよ。
そこは、私も気にするから。
私は、絶対諦めないから。
だから、いつ、どんな
希望をもつかは
私に決めさせてほしい。
どんなに心配してくれても
辛いことと向き合うことを
誰かが変わってくれる
ことは、物理的に不可能だから。
私が戦わなきゃダメなら
準備する時間をください。
私を信じてくれるなら
どうかそっと見守っていて。
希望は、自分で決める感情だよ。
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