四十三話 「普通」

『普通』という言葉に振り回されないで。

大人になるにつれて

できて『普通』と

されることが

増えてくる。

でもその『普通』は

誰を基準にしているんですか?

なぜ誰かと比較するんですか?

例えばあなたが

すごくすごく頑張ってやったことを

「普通」は簡単に否定する。

「『普通』はもっとできる」

「それぐらいできて『普通』」

あなたの頑張りがそんな言葉で

台無しにされるなんておかしいよ。

その人は頑張った。

それは確かなこと。

どうしてそこをまず褒めてあげないの?

その人がどれだけ頑張ったかは

目にはなかなか見えないよ。

だからって、何も言わないの?

どうしてどこかおかしなところはないかの

粗探しを人はしたがるのだろう。

何気なしに言っている『普通』という言葉が

誰かを苦しめている可能性があると

考えたことはありますか?

そして、今を頑張っているあなたは

どうか『普通』という言葉を

気にしないでほしい。

『普通』なんかであなたの全てを

判定することなんてできないのだから。


あなたは十分すごいんだから。


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