第22話 最後の戦い

 羽の生え変わったエリスは、俺と次女を離れた場所に置き、円盤状になって回る融合炉と戦う羽目になった。

「フハハ、ばあさんの暗黒を食らえ!」

「もう、効かないわ! 大天使ミカエル様の名に懸けて!」

 そういうと、精神を集中させ、ホワイトボールを作り出す。

「まだ、あの暗黒には届かないか! でも、今の私なら!」

 と、ホワイトボールを撃ち飛ばした。

「甘い、甘い。」ばあさんの独特の発音で、いやな声が返る。「貴様はもう飛べないんじゃよ。羽をまた、むしられるんだよ。わしが、暗黒界にいる限り。」

 エリス、「! 暗黒界? じゃあ。私の管轄ではない新敵と、再戦!?」心が折れる。

「だから、子供は放っておけないんだ。」ミカエル様が戻ってきた。「シャドーボール。これで終わりだ。エリス、もういいな。」ミカエルは、エリスの頭を撫で「よくやった。」「ミカエル様ぁ」エリスは涙を流し、鼻水を垂らす。


「みなさん、無事ですか?」落下した融合炉から、一人ずつ引き上げるエリス。「ホントは、皆さんで苦労を分かち合う機械だと先に説明すべきでした。」

 長女は「減点1~。でも許すよ。アトラクションみたいなものだもんね。」

「それでいいんですか?」

「天使にも、色々いるようだし。」

「強いしね。」

「うん。」

「では、難度Cクリアを宣言いたします!」

 パチパチパチパチパチパチ


「まだじゃ、わしの暗黒が敗れることなど……。」

 エリス、「殺しちゃうぞっ! ホワイトボール」

「ゲームクリア、一人脱落です。」

「えーーーーーっ。」

「わしの、唯一無二の妻が。」

「それを聞けて、安心しました。ボールは投げません。難度C、全員でクリアです。また、何か、機会があったら、お願いします。」

 天には、ルイーザがいたのであるが、見守っている。すべてを見ていたのだ。

「もう、今度会う時は、生きてるときにね。」

 エリスは、微笑み、万事が終了した。と、思ったら、第3章、発表未定!


黒猫「だ、そうだにゃん。」

 と、期待を残し、作者も瞑想に入った。

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