第2話 堕女神さまはかく語りき

 家族が、暗い部屋に連れてこられたとき、高級そうな椅子に座った、ツインロールの似合う金髪女性が座っていた。みんな、それに見とれていたら、

「み、みなさん、よくいらっしゃいました。わたしは、この世界の管理者のお手伝いをさせていただいております、女神ルイーザです。それにしても、皆さん大変なことだったのですが、ええ、平凡すぎるのですよ。この、ぼんくら。最近の転生者は、こぞってひとり、見てて飽きない活躍ぶりなのに。だから、女神も注文出しますからね。平凡だから怒っているわけじゃないんですよ。他の人の方がもっと悲惨な人生を歩んで死んでいるというのに、ニコニコ楽しそうにしてるとですねぇ。私が、シングルマザー?だからとか、ヒステリーで弾劾裁判にあったとか、そういうことは抜きにしても、十分罰するに値します。貴方たちは、7人で、魔王討伐の旅に出てもらいます。向こうでは、あなたたちの知っているような範囲で好きなものになれます。姿もそのままですし。あとは、ゲームと違うから、痛かったり、血が出たり、でも、気合で治ったり、癒したりはできます。こう書きましたが、ぶっちゃけ何でもありです。ただ、死にもしますよ。死にも。でも、私、ルイーザのご加護を受けることになったあなたたちは運がいい。私の特殊能力<融合>を、与えましょう。悠久の記憶を補完せし闇の空間をプレゼントします。重力のないこの磁場に、エピソードをもって死んだ方たちの記憶によって、収縮が始まり魂の集合体は圧縮され、塵芥に帰します。人はそれを成仏というようですね。というわけで、私を楽しませてください。さあ、転送しますよ。準備は、整いましたか?」

「こいつやばいよ、じいちゃん。」

「いや、女はいつも気まぐれなようなものじゃ。」

「私、ゲームなんて、人生ゲームしか知らないけど。」

「遊びじゃない? ゆるきゃんの、リアルなやつだ。」

「魔王は、倒しに行かなきゃいけないのね。」

「おばあちゃん、わかる?」

「日蓮が破戒僧だったら大丈夫じゃよ。」


※ここは、俺=あなた、ふたりの姉姉妹=長女、次女 父さんは、じいさんと会話する方が多い=祖父が父さんで、息子が俺の父さん、ってことが多いぜ 母さんは、みんなの母さん、たまに母 おばあちゃんは、たまにお義母さんと父さんが呼んでる。


この章が弱いので、企画が終わるまで応急処置でゴメンね。

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