史上最強の能力を手にした俺は、頂点者になる。

中野 莉斗

第0章 最強への道

第0話 本との出会い

 ―西暦2020年 7時15分 静岡県 自宅の寝室―


(…………ん~~~~~)

(あ~~~~よく寝た~~~~)


 起きてすぐ、視界に目覚まし時計が入る。


(!?)

(……って、なんでアラームが鳴ってないんだよ!)


 目覚まし時計をよく見ると日曜日と表示されていた。


(ふーーよかった。)

(マジでびっくりした……)


 急だが自己紹介をさせてもらう。俺は鈴峰海斗すずみねかいと、16歳。高校1年生だ。趣味は、アニメを見ることとラノベを読むことだ。ちなみに彼女はいない。趣味だけ見るとオタクに見えるかもしれないが、、普通の高校生だ。だから、アニメのキャラではなく、リアルの彼女が欲しい。そんな俺の自己紹介はここまでにして、今日はラノベの新作が発売する。だから、今は着替えて書店に向かっている。


 ―書店―


(目的のものは買えたけど、これじゃ、他のラノベの新作が発売するまで読むものがないな。)

(よし、新しいラノベでも探してみるか。)


 そして、気にいった本が無かったので、ライトノベルのコーナーだけでなく、他のコーナーも見て探していると、一冊の本が目に入った。


(本……本……)

(?)


 不思議に思って、その本を手に取ってみる。


(何だこれ?)


 よく見ると、びっくりするようなことが書いてあった。


(1つだけ好きな能力ちからが手に入る本?)


 気になって、その本を開こうとした瞬間、本は急に光り出した。


(何だ!?)


 すると、どんどんページがめくられていく。


 それは、あるページで止まり、光もおさまった。


 そして、恐る恐るその本を見てみると、いかにも怪しい空欄があった。そして、俺はその空欄を見て、とあることが頭に過った。

 それは、


(ここに欲しい能力を書けば、本当に手に入るんじゃね?)

(んー…………)

(でも、さすがにあり得ない。だって、どんな能力でも手に入るんだよ!こんな本、この世に存在する訳がない。)

(でも、まあ一応、持って帰って調べてみるか。)

(………………………………)

(一応だからな!イチオウ!)

(もしかしたらとか、思ってないんだからな!)


 そして、その本を家に持って帰ることにした。

 ちなみに、商品だったらまずいので、一応レジに行ってみたが、「何を言っているんですか?あなた何も持っていませんよ。いたずらなら帰ってください。」と、相手にもされ無かった。どうやら、俺にしか見えないらしい。つくずく、不思議な本だな。


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