第10話

 全くもって疲れる登校だった。

 一度は落ち着いたかに見えた二人の争いは赤錆さんの歩く位置が気に障るだとか、濃墨先輩の口調が苛つくだとか、本当に些細な事から繰り返し勃発し、その度に僕は胃を痛める羽目になった。

 二年は老け込んだ気がする。自席で遣る瀬無い溜息を吐いていると目の前に影が落ちた。

「おっす、包介」

 浅黒い肌に健康的な白い歯が眩しいひしお君が立っていた。快活な笑顔を浮かべているが、疲れた目をしている。

「おはよう。今朝は早いね」

「ああ、朝練あったんだよ。試合できる人数もいねーのに」

「サッカー部だっけ。大変だね」

「ほんと辛いよ。しかもさ、言い出しっぺのキャプテンが遅刻したせいで開始十分で解散だぜ? マジありえねー」

 醤君の不平はもっともだ。無駄に早起きさせられた身としては堪ったものではないだろう。我が校の入部者の約半数が一年以内に退部するという集計結果にも頷ける。

「ま、それはそれとして。さっきグラウンドからチラッと見えたんだけど、お前もしかして濃墨先輩と一緒だった?」

「え? あ、うん。偶々会ったから」

「マジかよー!」

 突然張り上げられた驚愕の声が未だ眠気を取り払えない頭にガンガン響く。あからさまに非難の顔を作ると、醤君は軽い謝罪を口にしながら頭を下げた。

「わり。いやでもさ、びっくりしちゃってよ」

「まあ、気持ちは分かる。濃墨先輩、美人だよね」

「そうそう! クラスの女子とは違うっていうか、大人の魅力っつーの? いいよなー」

 醤君は一人で納得し、うんうん頷いている。濃墨先輩の名前が入学して二ヶ月そこそこの一年生にも知れ渡っていることは驚きだが、先輩の器量を考えれば当然とも思える。

「えっ、なになに。包介、濃墨先輩と知り合いなん」

「マジ? いいなー」

「濃墨先輩って脇毛生えてんの?」

「生えてるわけねぇだろバカ」

 大袈裟な身振りで感心する醤君に釣られて暇な男子達が集まってきた。僕を取り囲むようにして立つので非常にむさ苦しい。

「どうやって仲良くなったんだよ」

「いつからー?」

「頼む、しょ、紹介してくれ」

「がっつきすぎだろ」

「まあ、なんとなく分かるわ。包介って年上にモテそうだよな」

「脇毛生えてないの?」

 方々から好き勝手に質問を投げかけられる。勝手なことを言うわけにもいかないので適当な笑みで応えていると登校を終えた生徒も続々と加わり、いよいよ収拾がつかなくなってきた。

「おはよー。えっ、何集まってんの」

「おー、すげえ。どしたの」

「なんか包介が濃墨先輩と知り合いらしい」

「うっそ!?」

「席座れねーよ」

「濃墨先輩と知り合いってマジ?」

「あの人綺麗だよねー」

「おっぱいはないけどな」

「うわっ、サイテー」

「あれ? 今日は丁いないの?」

「包介の髪ひでえことになってんぞ」

「ちょっと! 包介くんが可哀想でしょ!」

「でかい声出すなよ」

「あっ、包介のほっぺプニプニで気持ちー」

「あたしも触りたーい」

「赤錆に怒られるぞ」

「包介、二の腕触らせて」

「包介って脇毛生えてんの?」

 もう滅茶苦茶だ。質問は騒音に変わり、至る所で諍いの声が上がる。何故だか僕の体を撫で摩る手が四方から伸びてくるし、抵抗しようにも腕を掴まれているせいで上げられない。

 もしかして、朝礼が始まるまでずっと揉みくちゃにされてしまうのか。襲いくる数の暴力をどうすることもできず、諦めかけたその時だった。

「オイ」

 低い女声が喧騒の間を縫って耳に届く。呟くような音量にも関わらず腹に響くその声が聞こえたのは僕だけではないらしい。誰もが口を噤み、声の発信源である教室の入り口を振り返る。

 そして、ギョッとした。僕もギョッとした。

「……チッ」

 クラス唯一の不良、烏羽からすばさんが登校してきた。

 ジロリと辺りを一瞥し、憎々しげに舌打ちする。それだけで僕の前に形成されていた人の壁は瞬く間に崩壊した。危うきには近寄らないという日本人古来の習性に従い、各々が席に戻っていく。

 ようやく解放された。だが、遮るものがなくなったことで、僕はより恐ろしい事実に気がついてしまった。

 烏羽さんは明らかに僕を睨みつけている。騒ぎを起こした元凶と捉えているのか、双眸が放つ光は異様に鋭い。周囲に目配せして助けを求めるが、誰も彼もが不自然に視線を逸らしている。なんて薄情な奴らなんだ。

 烏羽さんが真っ直ぐ僕に向かってくる。彼女の席は僕の隣なので不思議なことではないが、全身から溢れる殺気のせいで、どうしても最悪の未来を想像してしまう。

 どうか、静かに席に着いてくれ。

 ぎゅっと目を瞑り何者かに祈りを捧げる。

「おい」

「あ、はい」

 見逃されるはずはなかった。これ以上機嫌を損なわせないようにそうっと見上げる。彼女は僕の正面で仁王立ちしていた。

 圧迫感が凄い。大きめの男子に並ぶ長身もそうだが、がっしりした肩幅とツンツンした髪が拍車をかけている。拳には立派な拳ダコができているし、どう見ても只者ではない。

「あ、あの、うるさくしてごめん」

「あ゛?」

「ひっ」

 ドスの効いた声に情けない悲鳴が漏れる。赤錆さんの威圧より数段上の迫力だ。

「一時間目、数学だったよな」

「うん」

「アタシ、教科書忘れた」

 教科書を差し出せ、と暗に命令しているのだろうか。

 それは困る。数学の担当は青褐先生だ。先生は忘れ物には滅法厳しく、教卓横で授業を受けるという過酷な罰が課せられてしまう。他クラスに借りるあてはないし、ここは何としてでも譲れない。

 とはいえ、真っ向から頼みを断るのはあまりに無謀なので、誤魔化し笑いで場を濁すことにした。

「人が困ってんのがそんなに面白いか」

「……ごめんなさい」

「ほら、早く出せ」

 烏羽さんがずいと手を突き出してくる。こうなってはもう逃げられない。大人しく机を漁り、数学の教科書を差し出す。

「あ゛? 何だよこれ」

「え、教科書貸せってことじゃないの」

「……一緒に見せてって頼んだんだけど」

「でも、机を合わせないといけなくなるよ」

「なんだよ、嫌なのか」

「そんなことないよ」

 一年三組の席分けは男女の列が交互に並んでいて、机の間は全て一定の間隔で離れている。教科書を共有するには異性同士で近づかなければならず、そういった行動は時に不快感を与えると赤錆さんは言っていた。烏羽さんも嫌がると思い提案しなかったのだが、彼女が気にしないのであれば問題ない。

 これで先生に怒られなくて済む。安堵の息を吐くと横から烏羽さんの机が衝突してきた。衝撃で椅子からずり落ちそうになる。

 いずれはくっつける予定だが、まだ授業は始まっていない。朝礼さえ終わっていない今から机を合わせるのは些か気が早いのではないだろうか。

「あの、烏羽さん。ちょっと早くないかな?」

「ん? ……あっ、ばっ、ま、間違えただけだ!」

 烏羽さんが真っ赤になった。きっと、人に物を借りなれていないのだろう。分かりやすく動揺している。あたふたと机を戻そうとする烏羽さんは年相応の普通の女の子で、何だかとても可愛く見えた。

「……なに笑ってんだ」

「え」

 微笑ましい気持ちが表情に出ていたらしい。緩んだ口元を手で隠すが、烏羽さんは僕から視線を外さない。それどころか、グッと前のめりになってより強い圧力をかけてきた。

「馬鹿にしてんだろ」

「いや、そんなつもりは」

「じゃあなんで笑ったんだ」

「可愛いところもあるんだなあって」

 しまった。誠実に対応しようとするあまり、思ったことをそのまま口に出してしまった。軽薄な言葉に自分でも寒気がする。

 烏羽さんは俯いて、肩を震わせ始めた。笑っているわけではない。迫り上がる怒りを瀬戸際で堪えているのだ。赤みを増したその顔を可愛らしいとは口が裂けても言えそうにない。

 万事休す、と半ば諦め顎を引くのと同時に教室の戸が開く。

「何をしているのですか」

 教育原簿を小脇に抱えた青褐先生が怪訝な表情で立っていた。壁掛けの時計を見ると、もうすぐ朝礼が始まる時間だった。

「職員会議にかけます」

「あっ、待ってください。ふざけてただけですから」

 慈悲のない宣告を聞いて、慌てて止めに入る。烏羽さんに怯えていたのは事実だけれど、原因は僕の不用意な一言だ。事を大きくする必要はない。

「納得できませんね。朝礼が終わり次第、黒橡さんは職員室に来てください」

「ええっ」

 朝礼と一限目の間は五分程だ。その僅かな時間に呼び出されるなんて前代未聞である。というか、何で僕だけなんだ。

 しかし、呼び出しを告げた青褐先生の頑なさは経験上よく知っている。騒いだところで強権を振りかざされ、徒労に終わるだけだ。大人しく屈しようと諦めたその時、意外なところから援護の声が投げかけられた。

「センセー。アタシが教科書貸せって頼んだだけなんで、コイツは悪くないッス」

 烏羽さんが僕のために立ち上がり、毅然と抗議を申し立ててくれた。

 僕は彼女を誤解していたらしい。背筋を伸ばして青褐先生と真正面から向かい合う姿は、狭義の心を満ち満ちと表している。

 カッコいい。烏羽さんを見ていると、失いかけていた反骨精神が腹の底から湧き上がってくる。

 そうだ。不当な圧制に負けているようでは逞しい男になれない。烏羽さんを見習って勢いよく席を立つ。

「そうですよ。僕達は何も悪いことはしていません」

「悪いことをしたと言っているのではなく、事態を未然に防ごうと」

「ふざけていただけと言ったじゃないですか。それに、生徒同士で解決した方がいい結果に繋がることもあります。何にでも介入するのは過保護なだけで、教育とは呼べないのではないでしょうか」

「私は、黒橡さんを心配して」

「気にかけてもらえることには感謝してます。けど、信用されていないとも感じます。もう少し任せてくれてもいいんじゃないですか」

 言ってやったぞ。青褐先生の過干渉にはいい加減参っていたところだ。溜まった不満を吐き出して清々した。これで先生も少しは態度を改めてくれるに違いない。

 勇気を与えてくれた烏羽さんに感謝しつつ満足げに青褐先生を見やる。

 泣いていた。

 音も無く流れ出た涙が頬を伝い、顎の先まで濡らしている。静かな号泣だった。

「……すみません。朝礼は外させてください」

 消え入りそうな声で短く言って、青褐先生が教室を出る。立ち尽くす僕に向けられたのは異様に冷えた非難の視線だった。




 誰も何も喋らない。

 青褐先生が退室してから教室内は依然として沈黙を保っている。僕を責めるクラスメイト達からの視線も継続している。何故か烏羽さんも親の仇を見る目で僕を睨みつけている。

「僕は悪くない」

 だって、泣くとは思わないじゃん。

 子供じみた言い訳を心の中で唱えながら席を立って宣言すると、同時に青褐先生が教室の戸を開けたので大人しく座る。

 先生は僕に見向きもせずにツカツカと教壇まで歩き、教員原簿をピシャリと置いた。

「それでは授業を始めます。日直、号令を」

「は、はい。起立」

 本日の日直を任されているクラス委員長が控え目に号令をかける。その声の小ささに倣うように、皆も先生の顔色を伺いながらソロソロと立ち上がる。

「れ、礼」

 委員長の震える声に合わせて先生が軽く会釈する。一見いつも通りに思えるが、目元が赤く腫れぼったい。強く擦った跡がある。

「……あの、先生、大丈夫ですか?」

 聞くに聞けない空気の中、委員長がいった。クラス中が彼を慮るような、それでいて敬意の篭った視線を注ぐ。僕に向けられた視線とはえらい違いだ。

「どういう意味ですか」

「その、さっき泣いてたんで……」

「誰が泣いていたのですか」

「えっ、いや、先生が」

「私は泣いていません」

 青褐先生がきっぱりと言い切った。有無を言わさぬ雰囲気に誰もが口をつぐむ。委員長はなぜか小声で謝ってから席に着いた。

「ああ、それと烏羽さん。教科書を忘れたそうですね。今日は予備のものを貸し出しますが、次からは気をつけるように」

 参考のスタンプが押された教科書が烏羽さんの机に置かれる。代わりを貸してもらえるなら机を合わせる必要もない。烏羽さんは軽く頭を下げて、ずりずりと机を引き摺って元の位置に戻った。というか、予備があるなら僕が忘れた時も貸して欲しかった。

「前回は一次方程式でしたね。それでは四十二ページを開いてください」

 当たり前みたいに授業が始まる。淡々と必要事項だけを述べる授業風景は、先程の出来事を夢と勘違いしてしまいそうなほど普段通りだった。

 つまり、青褐先生は僕の言葉をまったく気にしていない。よく考えれば分かることだ。あの先生が僕なんかの批判に傷つくはずがない。泣いているように見えたのは、欠伸を噛み殺したとか、目にゴミが入ったとか、そんな程度の話だろう。

 気を揉んでいた自分が馬鹿みたいだ。僕を罪人のように扱ったクラスの皆には是非とも反省していただきたい。

 初夏の陽気と爽やかなそよ風が吹き込む勉強に最適な空気の中、何事もなく授業は進む。黒板を叩く軽快なチョークの音と青褐先生の簡潔な説明が教室内を反響し、生徒達は真剣な顔でノートにペンを走らせる。

「今月は六月ですか。では黒橡さん。前に出て解答しなさい」

「えっ」

「何か言いたいことでもありますか」

 予期せぬ時に声をかけられ、間の抜けた声が出る。授業も残り十数分。確認の意味も込め、練習問題を解かせるというのは理解できる。だが、僕を指名した理由までは納得できない。

 確かに僕の出席番号は六番だ。当てる時に日付を参考にする先生は多いし、生徒の方も心の準備ができる。目に付いた数字を基準にするのは、合理的とは言えないまでも充分に根付いた文化だ。その点について今更異議を唱えるつもりはない。

 おかしいのは数字を月から引用している点だ。この基準が容認されれば僕はこの一ヶ月間、青褐先生に指名され続けることになってしまう。授業は真面目に聞いているつもりだけれど、毎回当てられるのは結構な負担だ。

 そもそも、青褐先生は日で決めるタイプの先生だ。奇抜な方針の転換は考えにくいし、月と日を見間違えてしまったのかもしれない。そうであるなら、僕がしっかり指摘しないと。

「先生。あの、今日は六日ではないです」

「そうですね。でも今月は六月ですから。黒橡さん、解答しなさい」

「……はい」

 根に持たれているのかもしれない。動揺で思うように動かない体に鞭を打ち、重い足で席を立つ。

 設問自体は難しいものではない。粉受けに散乱したチョークの中から適当な長さのを選び取り黒板と向き合う。

 解くように指示された設問式は僕でも手が届きやすいところに書いてある。とすると、青褐先生は最初から僕を指名するつもりだったらしい。

 意地が悪いのか優しいのか。優しさ故の厳しさと思いたいが、本当にそうだとしても素直に受け止められそうにない。蟠りを抱えながら問題を解く。

「はい、正解です。でも、黒橡さん。貴方の書く数字には少し癖がありますね」

「そうですか?」

「そうです」

「はあ、今後は気をつけます」

 正直、大した問題ではないと思う。癖字はどこにでもある話だし、読めさえすれば大した気にならない。今まで字が汚いと言われたことはなく、青褐先生も読めたからこそ正解だと判断したのだから授業中に指摘する理由も今一つ分からない。

 これも口答えした僕への当て付けだろうか。ヘコヘコ頭を下げてコソコソ席に戻ろうとすると、先生はわざとらしく咳払いした。

「黒橡さん、もう一度黒板に書きなさい。先生が見てあげるから」

「え」

 嫌だ。赤錆さんの尻に敷かれているせいか、ただでさえ侮られることが多いのに。教室の真ん前で個別指導を受けるなんて恥晒しもいいところだ。しかも、内容が筆跡の矯正だなんて。いよいよ難癖をつけているだけにしか思えない。

 けれど、ここで僕が言い返したとして、先生はどうなるだろうか。もしもまた泣き出してしまえば再び非難の的になる。涙を盾にされるとどうしようもない。

「ほら、しっかりチョークを握って」

 打つ手のない状況に俯いていると、先生が僕の右手ごとチョークを握った。きめ細かい肌と背中に伝わる体温の暖かさが体を硬直させる。人を寄せ付けない雰囲気を漂わせる青褐先生との思いがけない接触は妙な安心感と緊張が混ざり、複雑な心境を作り出す。

「力を抜いて、そう、そうやって書くんですよ」

 耳元の囁きと半身に走るむず痒さのせいで、とにかく落ち着かない。先生に導かれて書いた数字の2は曲線が震え、とても手本になりそうにはなかったが先生は納得した様子で頷いた。

「よくできました。えらいですね」

 数字を書いただけで偉いも何もない。幼子をあやすような口調はいっそ馬鹿にしているように聞こえるが、今朝の涙が進言を躊躇わせる。

「そうだ、ご褒美をあげましょう。授業の後、職員室に来てください。チョコレートをご馳走します」

 過度な気遣いが逆に恐ろしい。職員室にあまり出入りはしたくないし、気持ちだけ受け取って早いところ席に戻りたい。だが、青褐先生はまさか断られるはずがないという変な自信を纏っていて、遠慮の一言が混乱を呼ぶことは目に見えている。

 せめてもの足掻きとして肯定と否定のどちらとも取れるような愛想笑いで応える。

「必ず来てください」

 逃げ道はない。十数分後、言われた通りに職員室に向かう従順な僕をクラスメイトが揶揄する光景が容易に想像できた。引き攣った笑顔を見破られないうちに踵を返して席に戻る。

「……お前、苦労してんな」

 ぼそりと呟かれた烏羽さんの同情が身に染みる。迫るチャイムに気が重くなる僕とは対照的に、青褐先生は弾んだ手つきで黒板に数字を書き連ねていた。

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