私の宝箱
カイロ
箱、見つける
転職を機に引越しの準備をしていたときのことです。
普段、使うことのない仕舞い込んだ箱から地方銘菓の箱が出てきました。
たしかに好きなお菓子ですが、1人暮らしの自分が大きな箱で買うようなことがあっただろうか、と疑問に思いながら開けてみたところ、中には多くのモノが詰まっていました。
実習で作った鹿ツノのネックレス、京都のお土産物屋で買ったが可愛くて使えず仕舞い込んだ手鏡、どれも見れば多くの思い出があるものでした。
まるで、誰もが小さな頃に作ったであろう宝箱のようです。
また、日本全国にコラボ商品がある有名な白猫のボールペンを見つけ、箱で地方銘菓を送ってくれたのはその県の短大に進学した地元の友人であることを思い出しました。
最後に出てきたのは1番下に入っていたオレンジ色の手紙。
SNS、メールを使うことが大半の時代に生まれた身としては、手書きで手紙を書いたことは片手で数えられる私です。
(小学校の授業で手紙を書く授業を受けた記憶はあるのですが…)
なんの手紙だろうかと疑問に思いながら手に取った瞬間、頭に溢れたのは毎日を過ごした海の景色でした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます