異世界設定 各単語について 1章まで

異世界設定


概要説明

魔力と呼ばれる力が存在しており。この力を利用することで魔術と呼ばれる能力を発揮することができる。

魔術は人間だろうと獣だろうと微生物であろうと行使できる能力である。規模や特性は大きく変わるが。

何者でも行使できる以上、群雄割拠と弱肉強食を足したような世界になることになった。そしてその争いは魔術を極限まで使える者たち、災害獣が頂点に君臨することになった。



■魔力について

魔術を行使するために必要な力のこと。

自然そのものに魔力が満ち溢れており、これを外気魔力などと呼称される「生命体の一個体が持ちえない魔力」とされている。これを操ることは人間といった生命体には非常に困難とされている。

要するに自然外気に溢れている魔力で、一個人が操作するのは非常に困難な魔力のこと。


生命体にも魔力が宿っており、こちらは内部魔力とも呼称されており、「生命体の一個体が持っている魔力」である。生命体が意思を持って扱える魔力であり、それを放出するのも操作するのも訓練次第では可能である。


生命体は効率的ではないが外気魔力を取り込み、自らの内部魔力に変換することができる。そのため、内部魔力を放出しても生命体の内部魔力はなくなるだけではく、徐々に回復していくことになる。


ゲームのMPくらいの感覚


■魔術について

魔術とは人間だろうと獣だろうと微生物であろうと行使できる能力である。各生命体によって規模や特性は大きく変わるが、行使不可能な存在はいない。但し魔力がない場合はその限りではない。


社会を作る生命体からすれば、基本的には魔術とは「低位魔術」と呼ばれる、誰でも行使可能な魔術のことを指す。この低位魔術を応用したりしてオリジナルを作ることもあるが、それも低位魔術でしかない。


魔力総量が多い生命体の一個体が使う魔術に「高位魔術」が存在する。これはその一個体にしか使えない魔術であり、その最も特徴的なのは大規模であることである。

高位魔術で初歩的なものでさえ使用者の前方数十mを破壊し尽すほどである。さらに魔力もドカ食いするので連発はほとんどの場合でしない。


高位より上位があるとされるが、それは神様しか知り得ないものであり、知ることのできない魔術と言われている。


なお、魔法という技術については「魔力」と他の力(例えば後述の「生命力」)を全く同量同時に行使する技法のこと。一応魔術に分類されている。



■生命力について


生命体が持つ存在する生命を維持する力。生命力がなくなると身体が動かなくなり、魔力を使って生命維持ができない者であればそのまま死に至る。

他の生命体に生命力を分けることも可能である。なんなら死に至ったものでさえ、一日程度の時間ならば復活させることさえできる。


ゲームのHPくらいの感覚


■魔術師について

魔術を使う者、魔術を極める者といった魔術・魔力操作を専門とする者である。

始めは人間を除く五大種族において、世界に存在するあらゆる魔術を知ろうとする者だった。

が、そこから分岐し増えに増えた結果、魔術をかなり扱えれば魔術師を名乗ってもおかしくないほどになった。

だがそこまで増えたことで対応するために魔術師を非常に広義にすると、魔術を扱う者=魔術師になるが、災害獣も魔術師扱いになってしまう。そのため、「災害獣ではない、魔術を扱う者」が魔術師として認識されることになった。



■神使について

神使は生命力のエキスパートである。生命力を譲渡する、貯める、干渉して活性化させることなどが可能。

ラネルコ神へ祈ることで本来持っている魔力を変換し、生命力に変換しているところから可能となっている。


■五大種族について

人間、エルフ(森精種)、ドワーフ(地精種)、ジャイアント(巨精種)、フェアリー(妖精種)の5種族が五大種族として扱われている。


それぞれ、繁殖性、汎用的な魔力操作性、特化的な魔力操作性、大きさ、魔力総量という特徴がある。だがそれらの特徴よりも五大種族を五大種族足らしめるのは「神様が如き存在がいること」である。敵対すれば高位存在が如き力により絶滅させられる。それこそが五大種族ではない者たちから見た最大の恐怖であり、脅威である。

五大種族ではない者が五大種族から迫害されること、五大種族が五大種族ではない者を迫害することは「神様の存在」からすれば当然のことである。




■災害獣について

この世界の頂点に君臨する者たちのこと。それは例えば見上げても先端が見えない程の山を背負った竜であったり、無限に増えるかのように存在する兎であったり、地雷のように地面に埋まっている甲虫であったりする。

彼らが戦った、争った跡はまるで災害が起きたとしか見えない光景しかなかったことから災害獣の名がついた。


彼らのほとんどはより強くなることだけに執着する化け物であり、それがどんな手段であれ実行可能であれば実行する。それが例えどれだけ汚い手段であっても容赦なく選択するだろう。


災害獣同士で争う場合、相性が全てとさえ言われる。数で圧殺するような災害獣は巨体を持つ災害獣に負けるし、巨体を持つ災害獣は異常になることや寄生、特化した一撃を持つ災害獣に負ける。だがそれも魔力総量によって大きく変わる。

魔力総量が大きい方が災害獣同士では基本的に有利である。これにより不利な相性でも対等になることも多い。


災害獣で数が多く存在する者は大概の場合に、原種となるオリジナルがおり、そこから派生したパターンである。

例えばガイカルド十数匹はいるが、それらはかつて原種として存在していたものが子供を産み、原種ガイカルドの魔力を子供にコピーさせたことで次代のガイカルドを生んでいた。

こういったことが他の災害獣でも起きており、数多くの災害獣を生んだという歴史がある。



■人間について

見た目はリアルとほぼ変わりなし。異世界的には魔力総量・魔力操作能力・成長性どれも並。繁殖性だけは他の種族より頭二つ抜けている。

これは発情期と呼ばれる期間があるからである。日本で言うところの夏の四半期がそれに該当する。

異世界では雄雌がある場合、魔力同士を肉体を通じて絡ませることで子供を作る。そのデキる確率はほぼ100%。なお同性同士で子供を作ることは不可能。

リアル同様女性の体内で子供は育つが…神使による生命力の譲渡により子供はかなりの勢いで成長する。具体的には1週間で出産くらいの速さまで。母体も同様に生命力が譲渡されるので身体にダメージはほぼない。


発情期があり、それだけの速度で子供はできる、が、ある災害獣に常に見舞われており、対処できていないので産まれてから1年以内生存率は30~40%という体たらく。

そのため、運任せという面も大きい。ゆえにリアルとは違い、すぐさま自立することが望まれる。


他の五大種族との仲はあまりよくない。だいたいラネルコ神のせいだが。


国としての戦力としてはそこまで高くない。というか最低と言っても過言ではない。そのためかつてエルフと戦争したとき著しく戦力が落ちたことがある。


なお五大種族の戦力は↓の通り

ドワーフ>=エルフ>フェアリー>=ジャイアント>>>人間


なお、エルフとの戦争で滅亡しなかったのはラネルコ神の介入のせい。


■エルフについて

見た目は耳の尖ったよくあるファンタジーのエルフそのもの。魔力総量・魔力操作能力・成長性どれも優。繁殖性は並。


よくあるファンタジーのエルフと違うのは、森の中で生きてこそいるものの、森の中以外でも生きていけると認識している点。あとハイエルフといった長老共もかなり柔軟な性格持ち。

というのもエルフは神様の神託が全く降りないのである。そのため他の種族と戦力や情報を共有しながら生きていく必要性が生じた。これによりトップが動けないというは最悪と学んでいる。


繁殖性は発情期のない人間と同じ。ただしこちらはある災害獣がいるが対処できているので産まれてから1年以内生存率は95%を超えている。


他の五大種族との関係は、特にドワーフと仲が良い。フェアリーとジャイアントとも悪くない仲。ただし人間は忌み嫌っている。


神託が降りないのはエルフの種族を信頼しているからなのか、はたまた別の理由によるものなのかは不明。


■ドワーフについて

見た目は髭のあるファンタジーのドワーフ…ではなく、身長が全体的に低めの褐色肌の人間。

ただしこれは魔力総量によって大きく変動する。魔力の少ない者程髭生えたりファンタジーのドワーフに近づく。

但し現在のドワーフ種族はほぼ全てのドワーフが魔力総量が高いため、ファンタジーのドワーフはほぼいない。


魔力総量・魔力操作能力・成長性はそれぞれ優・秀・並。繁殖性は並。

繁殖性は発情期のない人間と同じ。ただしこちらはある災害獣がいるが対処できているので産まれてから1年以内生存率は95%を超えている。


成長性をもっと高めようと国の教育機関に力を入れており、その成長性を含めると成長性は優にまで上がる。他の種族は大して変わらない。


あるドワーフのせいで女性は胸が壁の方が姿形として優秀と言われる。人間とジャイアントは大きいほどいいが、エルフとドワーフ、フェアリーはそう言う。なお巨乳も普通にいるので、要するにその辺は美形意識が別物ということ。


種族としての戦力は最高に位置する。その原因は何より仲間意識が高いことがあげられる。ドワーフを人質にとった軍が人質もろとも即座に壊滅したのは分かりやすい例だろう。


一個体で種族比較してもジャイアントと同等クラスという戦力であり、ドワーフ1人に対し人間が少なくとも5人は必要なほどの差がある。


他の五大種族との関係は、特にエルフと仲が良い。フェアリーとジャイアントとも悪くない仲。ただし人間は好きではない。




極々稀に非常に非情なドワーフがいる。そこには歴史から葬り去られた程のものすらいた。



■ジャイアントについて

まだ登場していないので説明は最低限。

大きさが3~20mの人間といった風貌をしている。魔力総量・魔力操作能力・成長性はそれぞれ秀・並・優。繁殖性は並。


繁殖性は発情期のない人間と同じ。ただしこちらはある災害獣がおり、対処しきれていないので産まれてから1年以内生存率は60%ほど。自種族だけでは対処しきれないのは目に見えていたのでドワーフやエルフに頼ってこれ。


戦うことが好きな性格をしており、災害獣を屠った者もそれなりにいるほど。

ただ戦いといっても、「絶対に勝てない戦い」はしない主義であり、勝機があって戦うことしかしない。

だからジャイアントの誰が強いのか一番を決める大会、「ティバルタ」でも棄権することもある。それをダメと呼ぶ声はあまりない。というかダメと呼ぶやつは裏でリンチに遭うことが多い。


他の五大種族との関係はまずフェアリーと仲が良い。エルフとドワーフとも悪くない仲。人間は弱いから無関心。


戦う種族に加え、狩猟民族のため定住しない集団も多い。


■フェアリー

まだ登場していないので説明は最低限。

大きさが0.3~1mの人間に何翼かの羽が生えているといった風貌をしている。魔力総量・魔力操作能力・成長性はそれぞれ秀・秀・優。繁殖性は並以下。


繁殖性は低い。他の種族に比べ3倍以上の寿命を持つことから、性欲が弱いため。ただし例外もけっこうな数いる。

乳児に邪魔する災害獣がいないため、産まれてから1年以内生存率は99%。


戦うことは好きではないが嫌いではない。だが遊ぶのは大好きな種族。人間的に言えば愉悦が大好き。


ジャイアントと組むことが多い。これは双方の弱点をカバーできるという意味が大きい。ジャイアントは戦えている実感が湧く為、フェアリーは戦っている敵を弄んでいることができるという愉悦のため。


他の五大種族との関係はジャイアントと仲が良い。エルフとドワーフとも悪くない仲。人間好き嫌いが綺麗に分かれるため何とも言えない。ただ弄ばれた人間は全員トラウマを持ったか、もしくはこの世からいなくなった。


ジャイアントに付き添うものも多いため、定住しない集団も多い。

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