第6話 事件に関する疑問

 この事件に関する疑問がひとつ。


 それはスウェーデン外務局がアメリカ大使から受け取った手紙のことである。


 いわゆる「ジョー」(隠れキリシタンのパシュトン人)からの情報は、結局何だったのだろうか。メイマナで周知だったグメンソンと婚約者の件については、国軍を投入した捜索のときには何も触れられてなかった。


 情報はまったく誤りだったのだろうか。それとも別の何かの情報が、歪曲された形で伝わったのだろうか。


 1956年の事件なので、現在のアフガニスタン政府が本腰をいれて再調査したとしても、新しい情報は何もでてこないであろう。


 ありえる可能性としては、たまたま似たような時期に白人カップルがメイマナにいて被害にあった…というものであるが、しかしその場合、その被害者家族が政府に捜索依頼をだして騒ぎになるはずだから、説得力にかけるかもしれない。


 そこのあなたはこの事件どう考えているのでしょうか。


 ご意見等をお待ちしています。

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