未解決事件・怪事件・性犯罪
空軍少尉エルザ・ロマーシカ
未解決事件(失踪編)
失踪者:グンネル・グメンソン(女性)
第1話 アフガニスタンで失踪した白人女性
グンネル・グメンソン(1930年生まれ、失踪宣告日は1977年2月8日)はスウェーデン人学校教師である。
彼女はインドにおいて社会奉仕ボランティアを勤め、その後アメリカ人婚約者であるウィナントとともに陸路で故郷に帰国することを決意した。同婚約者は以前にアフガニスタンを旅した経験があった。
1956年5月20日、カブール(アフガニスタンの首都)の郵便局にて両親宛の手紙を投函した。その手紙には陸路で帰国する計画について書かれていた。
2~3日後、アフガニスタン北部のシェベルハーンにてトラックから下車するグメンソンとウィナントが目撃されている。このときの目撃証言によれば、二人は他の乗客に続いて宿に向かっていたということである。
二人がシェベルハーンの門をくぐって町へと移動しているところが、この二人に関する最後の(信頼できる)目撃となる。
二人の失踪後、ピーター・ウィナントの父親であるフレデリック・ウィナントは、二人がヘラートに移動している目撃情報が相次いだため、その方面での捜索を政府に願い出た。
スウェーデン大使館顧問レナート・ペトリの報告によれば、捜索の結果、3人の地方長官が解雇となり、1万人の騎馬捜索隊が動員され、そして多数の人々が逮捕されて刑務所が容疑者で溢れかえったという。
グメンソンとその婚約者がシェベルハーンから去ったという確たる裏付けは何も見つからなかった。しかしながら、カエサル地方で二人を目撃したという情報はアフガニスタン当局によって軽視されていた。
1961年に捜索は打ち切られ、アフガニスタン外相が失踪についての結論を公式発表した。
二人はシェベルハーンにて殺害されたと思われる…これが結論であった。
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