桃井家のフシギな物語2
佐々蔵翔人
あらすじ
「カーン、真芯で捉えた打球はフェンスを越えた。実況が桃井選手フェンスオーバーのホームランと伝えた」これが私にとって唯一のフェンスオーバーのホームランとなった。
私の名前は
その時、コーチだったのがおばあちゃんの
その後、結菜と恵美は水泳を引退して結婚し、結菜は"たまたま"相手が桃井性で「桃井家のフシギな物語2」が生まれた。
恵美の息子で、はとこの
私の家と広翔の家は近所で東京都23区の郊外に住んでおり、結菜と恵美が昔から仲が良くどちらかが出かけるとなった時は預ける程互いに信頼していた。
私と広翔は縄跳びやかけっこ等をして遊んだり、ご飯を食べさせてくれることもあった。
ある日、香菜子に5歳で心配だからと言うことで広翔君の家で預かってもらうから挨拶とご迷惑をかけないようにと言った。
香菜子は広翔の家に行き恵美に挨拶すると香菜子ちゃんはしっかりしてるね、広翔と同い年とはとても思えないよ。
香菜子は恵美に広翔君のママって昔凄かったんですよねと尋ねた。恵美はタブレットを持ってきて動画サイトで当時の映像を見せた。広翔君のママ速いですね、スタイルいいしかわいくて憧れますと言うと当時中学生だからねと笑っていた。
広翔はため息を付いてお前またその話かよ、他に話すことあるだろ。広翔は自分の部屋にこもってしまった。
恵美は香菜子に広翔がお前なんて失礼なこと言ってゴメンね。水泳に興味あるの?
香菜子はうーん……私何がしたいか分からなくてママから色々話を聞いてって感じです。
恵美はもうそんなこと考えてるの、スゴいね。ママからも言われているかも知れないけど色々やってみて自分がやりたいことを見つけた方がいいよ。
香菜子は動画を見て、恵美に市民プールに行きたいと言うと恵美は広翔も連れて行こうか、水着は向こうで借りれるからさ。
3人は車で市民プールに行き恵美は香菜子と広翔に準備体操と目をしっかり洗うように言った。広翔は何事にも無関心だったがすごく楽しんでいて香菜子と楽しく話しながら水中を歩いていた。
プールに来て2時間、香菜子はお腹が鳴り、時計を見ると午後1時になっていて恵美は香菜子と広翔をファミレスに連れて行った。
食事をしながら香菜子は遊びに来た身なのにワガママ言ってすみませんでした。
恵美から2人が楽しそうにしてたから大丈夫だよ。それより香菜子ちゃん時間大丈夫?
香菜子はちょっと早めに戻った方がいいですと言うと恵美はじゃあおやつ買って家で食べようか。
家に帰る途中、コンビニに寄ってシュークリームを買って食べていた。そうすると結菜が香菜子を迎えに恵美の家に来た。
結菜は恵美にいつもゴメンね。いいよ、今日なんだけど香菜子ちゃんの提案で市民プール行ったんだけど、2人ともすごく楽しそうだったよ。
結菜は香菜子にこら、広翔君のママに迷惑かけたらダメだっていつも言っているでしょ。香菜子は動画でママたちの映像見たら私も行きたくなって……。ごめんなさい。
恵美は香菜子ちゃんを責めないであげて、私も何かあったら結菜ちゃんに頼むことあると思うからお互い様だよ。
恵美は広翔と香菜子に今日は楽しかったと聞くと2人は笑顔で楽しかった、また泳ぎに行きたい。結菜ちゃん、2人をスイミングスクール習わせるってどう?
結菜はちょっと1度家に帰って話してみるね、その後また恵美ちゃんに連絡するね。
結菜は夫と話し合い香菜子がやりたいなら習わせてもいいと思うよ。そして同じ頃、恵美もまた広翔やってもいいんじゃないかと言う話になった。
結菜は恵美に電話して香菜子をスイミングスクールに習わせることにしたと言うと恵美は結菜に広翔も習わせることにするからお互いによろしくねと改めて挨拶をした。
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