第18話 幻の懲戒請求書

 この事件ですが、ことと次第では、懲戒請求書を出してやってもいいと思っておりました。

 私と同学年になる橋下徹氏がいつぞや、テレビでこの制度を説明したが最後、とある事件の弁護団に加わっている弁護士どもに一斉にこの請求書が提出されたというお話もありますが、今どき、そういう制度はすぐに素人界隈にさえ伝わります。


 ある意味、「知らぬは強い」という要素もありまして、こういう制度を知ったが最後、ふざけた言動をしている弁護士どもにお仕置きしてやろうなんてことも、その気になればできないわけではないことが白日の下にさらされたわけですな。

 私はさすがに大学で法学部でしたから、そんな制度があることは知っていました。ただ、実務で使ったことは、今のところありません。


 もっとも、そのための「フォーマット」なら、パソコン上に取り込んでいます。

 しかもこの頃丁度、どこかから取り込んでパソコンに入れた覚えさえあります。

 相手は大阪の弁護士でしたから、大阪弁護士会に懲戒請求を出すなら出さねばならんのですけど、別にそれは、どこに住んでいる人でも出せますからね。

 しかもこちらは、手数料は要りませんし。


 ただこれも、やりすぎたら反撃を食らう可能性もありますから、それとばかりにやるのは、お勧めできません。

 とはいうものの、こういう制度があるということを知っておくのは、必要なことですな。

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