第7話 しころうとしたらスキルを取得したようです

前回のあらすじ:新品のエロ同人が創造神のせいでお古になった!創造神の性癖はオネショタ!




と、動揺を抑えるため、客観的に事実を網羅したのだがひどいものだ…


なよなよしても仕方ないので街に向かうことにした




道なりに行けばいい感じの街に出るらしいので


確かに目の前の草原にひとが踏み鳴らしたように地面が露出した道っぽいものがある


これを進めばいいのだろう…が


どっちに行けばいいんだ…?




道だし、街と街を繋いでいるから辿れば街にはつくんだろうけど


右と左どっちがいいかな…?




そうこう迷っているうちに、左から馬の翔る音が近づいてくる


邪魔にならないように道のはじで待機してると


鎧をまとった集団が見えてきた




騎士たちかなぁ…光り輝く全身鎧で


集団の統率もばっちりっぽい練度の高さが伺えるなぁ…


かなり高名な騎士の集団とみた!




翔る姿も、右側に戦火が待っているような焦る感じではなく


落ち着いたムードを感じる




そこまで分析したあたりで、集団の先頭の者を視界にとらえた


…どえら美人だ…


パツキンロングで、胸当てでは抑えられない豊満な双丘!


彼女の色香にあてられたので、そのまま彼女のお尻を追いかけるように


右の道を進むことにした




そうして大きな城壁に囲まれた都市が見えてきた


先程の集団はもう都市に入ってしまったのかどこにも見当たらない


とりあえず城門っぽいところで人が並んでるところに向かう




列につくと、待ってる人々の様相から、異世界なんだなぁという実感が高まってくる


頭に猫耳を生やした女の子と、相方なのか全身毛でおおわれた狼っぽい顔立ちした男の子?


皮膚の一部が鱗状になっていて、立派な尻尾を垂らした男性




人間観察に没頭しているとぼくの順番が来たようだ




「次の者!」


門番に呼ばれて前に出る




「見ない顔だな…身分証はあるか?」


神様印の身分証を提出する




「少し離れた村の出か…15歳…成人の議を終えて出稼ぎといったところか」


「なんの目的でこちらに?」




女騎士のお尻を追ってきたとは言えないので


「冒険者になりたかったので、まず大きな都市で装備を整えようかと…」




「なるほど、ここは初心者向けダンジョンもあるし、駆け出し冒険者には向いた都市だからな


冒険者登録も、ギルドがあるから済ませておくこともできる。装備だけでなく色々回ってみるといいんじゃないか?」


とかなり親切に案内してくれる門番




「ダンジョンにギルド!ありがとうございます!ところで初めての都市なので、いい感じの宿も教えていただけたら…」




にんまりする門番


「だったら、おススメの宿があるぞ。値段も手ごろでお前みたいなやつにはぴったりだ。


場所はな、この門から続く大通りを…」


と細やかに道順と宿のすばらしさを教えていただいた




「ありがとうございました~!」


お礼を述べて早速おススメの宿に向かう


観光は宿についてからでいいだろうと、周りに目を向けるは我慢我慢…




辿り着くと


「意外とちょっとぼろい?」


門番さんの話となんかイメージが違うきがするなと


入口手前で外観を見つめていると




「お客様ですか!?」


快活そうな女の子がでてきた




「お客様ですよね!?どうぞどうぞ!」


なすがままに宿に通されるのだった




宿の中は民家をちょっと改築したような民泊?的な趣があった




「お母さ~ん!お客様だよ!早く来て~!」


「あらあら、お客様だなんて珍しいわね」


お母様の登場だ。まだお若いお母様だこと…




「ほんとに珍しいわね…大通りから何本も路地を折れてやっとのところよ?


よく見つけてくれたわね?」




「城壁の門番の方が、この都市に不慣れで右も左も分からない奴にはおススメだ!って


細かい道順を何回も何回も説明してくれたんですよ」




「…その門番って、右目の下あたりに傷があったりした?」




「あぁありましたよ。ナイスガイでした!ってもしかして…」




「ナイスガイね…嬉しいわ、想像の通り旦那ねそれは…。どうかしら?泊まるの嫌になっちゃった?」




「あぁまぁ…でもそんな嫌ってわけじゃないですよ!なんかのどかな感じしますし、


泊めさせてください!」




「ありがとう…助かるわ~。私はアイナ、これは娘のイリス。どうぞよろしくね!」


「イリスよ!よろしくねお客様!」




その後、女将のアイナさんと、ごはんや門限や、水浴びの取り決めをして料金を支払った


イリスに案内されて部屋に向かう




「お客様ってどこから来たの?」


「成人を期にこっちに来たんだ!って成人したて!?もう大人かと思った。老けてるね~!」


「都市で行きたい場所あったら聞いてね!案内したげる!」


イリスは久しぶりのお客様に興奮してるのか口が止まらない様子だ


可愛いな…




「じゃあごゆっくり~!」


通された部屋に荷物を置いて今後の方針を考えることにしよう




…その前にちょっとエロ同人で一息つくか…




中古になったオネショタ本は避けて


集団プレイものでも読むか…




パラパラとエロ同人をめくっていく


あっエロい、やっぱりピッツア先生の輪姦ものはたまらないな…


ぼくはピッツア先生だったら和姦より輪姦が好きなんだよな


とくにレイプもの


嫌がる女の子の悲痛さがスゴイそそるんだ…




下半身に血の集約を感じる


無意識に下半身の衣類を脱ぎ、解放を求める我が息子の願いに応えようとしたとき




危ない、見ず知らずの地でいきなりしこっちゃまずいだろ…


冷静さを取り戻し、万全を期すことにした




しころうとする寸前だったので、下半身丸出しのまま


閉じた扉に耳を当て、周りの様子をうかがう


神経を研ぎ澄ますんだ…




「お母さ~ん!買い出し行ってくるね~」


タッタッと翔る音が遠ざかっていく


イリスはクリア!あとはアイナさんだ




ギッギッと階段の軋む音…


どうやらアイナさんは、受付から奥の従業員スペースに向かったようだ




こういうの転移前でもあったよな~


しころうとした時、しこりに集中しながらも物音には敏感で


親が近づいてきたら中断して何事もなかったかのようにするやつ…




さぁて楽しみの続きとしゃれこみますか~!


とエロ同人に向かった瞬間、脳内で声が響いた




『スキル取得条件をクリアしました』


『スキル…ぶふっ…〈(エロ)探知:下〉を取得しました』




(エロ)ってなに…?


というか今笑ったよね?


どうやらスキルを取得できたそうだけど


なんか腑に落ちないぞ

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