第2話 自分と反対の名前 噂のヒロイン?

俺の通っている高校には自分の名前(日野太陽)と反対の名前の女子生徒がいるらしい。友達には正反対の名前の人がいるよとは聞かされていた。高校1年の時は同じクラスにはならなかったけど今年は同じクラス。

始業式の今日、体育館から教室に戻り自己紹介をするという時間となった。窓側の席の生徒から自己紹介をしていく。俺は、窓側の席の1番後ろでもう少しで自分の番だ。前の席の自己紹介が終わり教卓から戻ってくると同時に俺は席を立ち教卓への移動する。深呼吸をして自己紹介を始める。「俺の名前は日野太陽です。苗字名前共に明るすぎますがそんなことないです。1年間よろしくお願いします。」何もハプニングなく自己紹介を終えたと思っていたら廊下側の席から「え、私と正反対の名前!!!運命的!!!私、夜野月っていうの。よろしく!」いきなり俺に向かった話しかけられテンパってしまったが「よ、よろしくお願いします」彼女に向かってそう話した。拍手が起こり自分の席に着席する。夜野月さん綺麗な人だなぁー、次の生徒の自己紹介を上の空にそんなことを思った。

これが彼女との初めての出会いだった。

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