第5話の補足

 強大な戦力を有し、またカンタールの親戚ファミリーでもあるジュノバを自分の陣営に加えたい東西両帝国軍は、それぞれ懐柔に動いています。

 例えば春見は

『ジュノバの権威や地位をおろそかにすることはない』

旨の書状を自ら書いてますし、ルッグもジュノバ宛に

『カンタールさまの持っていた帝室家宰に地位を、ジュノバに譲渡する』

と、明言していました。




 ときの声とは、合戦を始めるときにあげる叫び声で、味方の士気を鼓舞する効果がありました。普通は3回繰り返します。




 テモワンの最期には異伝ちがうはなしもあって、死の間際にテモワンは

「ジュノバめ、3年の内に祟りをなさん!!」

と、言ってはらを切ったのですが、実際、ジュノバは2年後に狂乱状態で死んだという話です。




 さて、猫ヶ原の決戦と同時期にフクロウ男爵やトラノスケ、迷宮の守護者ドラクロワといったメンツによる、南方でも戦闘がありました。

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