第6話
私は、そのメールに「そうなんだね、楽しんで来てね。」と、返した。
ご飯を食べ終えたので、少し散歩しながら帰ることにした。そしたら、誰かが忘れたであろうメモが落ちていた。
『許すってどういう意味だと思いますか?まるで、最初から問題なんてなかったって思い込んで過ごすこと?問題があったとわかっていながら、それを追求しないこと?どちらにせよ、私は君を何度も許して、何度も同じお願いをするのに疲れたので、もう許してあげたいという気持ちはありません。こんなことを言うと、君は「次は本当にしないよ。もっと頑張る。今までは、君に甘え過ぎていたんだ」と、言うだろう。何故そう思うかと言うと、すでに3回は聞いているセリフだからです。なので、そのように返すのが私にとって最善だったのです。』
メモは、会社が入っているビルの案内係に渡した。
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