蝋燭の火
QAZ
新たな蝋燭の火
蝋燭がまた一つ消える。
百物語では、物語を語り終えると蝋燭の火を一つ消す。100本の蝋燭が一つ一つ消えていき、最後に何かが起こるのだ。この百物語では、いろんな色の蝋燭が並んでいる。赤、青、黄、黒・・・ずいぶん陽気な百物語もあったものだ。
「蝋燭を100本集めるの、結構大変だったんだ」
隣にいる勇治が口を開く。・・・別に買えばいいんじゃないのか?まあ、いろんな意味で雰囲気があって、いいかもしれないけど。とにかく僕に順番が回ってきたようだ。
「蝋燭が消えたから、次は僕の番だね?じゃ、早速話そうか。」
僕は赤い蝋燭を1本手に取って、四十七話目を始めた。
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