設定集【有翼戦線異状なし】
ストロー=クーゲルスタイン
・有翼種関連
・有翼種:
ある年頃の人間の女性でのみ発症する謎の奇病、通称『有翼病』によって変化した人々を指す。
変異は10代前半頃から始まり、背中ないし腰に鳥のような羽根が生え、飛行能力を得ることができる。
古くから呪いの類と見なされ、魔女扱いや『有翼病』呼ばわりなどと差別の対象となった。
よって娼婦以外の職業に就くことが難しい時代もあったが、戦争が起こるまでは飛行能力を活かして郵便や物流関係の仕事に従事することもあった。
人間との交雑は可能。生まれてくるのは人間の子だが、女児の場合は当然発症のリスクがある。
戦術的価値が認められたのはつい最近のこと。
曰く「呪われた人間なんぞ信用できん」「縁起が悪いにとほどがある」
なぜ飛べるかはこの時代の科学ではわかっていない。
羽根が生えるだけでなく、五感、特に視覚と聴覚が鋭くなる傾向がある。
帝国では彼女らを排斥する人種政策が実施され、多くの有翼種が故郷から追い出された。
連邦標準語ではクルアーティ(крылатый)
・偵察翼兵:
有翼人種で構成された部隊。主に直協偵察に従事する。低空を低速で飛び的も小さい彼女達は砲兵隊や爆撃機に多くの情報を提供し、必要とあらば対戦車手榴弾等で目標を粉砕して活躍した。
その活躍故に敵からは「羽根付きの
組織としては陸軍砲兵科の直下組織にあたる。
・有翼猟兵:
国籍を問わず召集された有翼種で構成された対戦車部隊。
特別仕様の軽量対戦車銃を担いで前線に繰り出し、装甲の薄い天板やハッチを狙う事で撃破を試みていた。
通常は射撃手と弾薬手の二人一組で飛行し、弾薬手は予備弾倉の運搬以外に短機関銃などで射撃手を援護する仕事があった。
対戦車銃の強烈な反動を殺す為に、発砲は通常急降下しながら行われた。
最初から消耗を前提とした部隊であり、食料はおろか武器や弾薬の補充すら不十分なことがあった。
敵戦車の上面装甲の強化と高い消耗率から解体され、有翼偵察兵に再編されたとされるが、これは表向きの理由。
実際には最高指導部の鶴の一声だったという
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