第7話 はな

曇り空 その行末に 見惚れても

雲に触れぬ ああ悔しかな






花咲いて 眩しくそれを 望んでも

どうにもならぬ その日の見方






香りたち どうにも私を 誘う様

進んだ足下 踏まれた雑花






花飾り 付けてみてよと はしゃいでも

君は目も見ぬ 口も開かぬ






寂しさに 優っているのは 誰の所為

目の前の華 手を差し伸べる

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