五話
『
人の身で、人ならざる者達と戦う陰陽師にとって純粋な力の差は無視できない。
人外は野生動物以上の膂力を持ち、襲いかかってくる。
故に陰陽の者は人ならざる力をそに身に宿し戦う。
神界・魔界に存在するとされる神々や鬼の力の一部を己に降ろす術。
陰と陽の力を使役する、それがカムイが残した退魔の術だとされている。
「招来──
無明が呟くと異変が起きた。
その黒髪が淡く薄い紅色に染まり、抜き放った刀身からは陽炎が揺らめいている。
ィィィィィィアアアアアアア!!!
目標を無明に定めた化け物がもう一度叫ぶ。
ふわり、と般若鬼が舞った。
重力を感じさせないような、緩やかな動きで無明に近づく。
「式符:
無明の言霊に反応した数枚の符が、自動で展開され般若鬼に向かう。
空を舞ったソレとぶつかった瞬間、大爆発を引き起こした。
爆音と爆風に周りの竹林がなぎ倒される。
「ふむ、対空みさいるとやらを真似てみたがどうだかな」
土煙が舞う中、側で見ていた爆発の衝撃でマクレーンはひっくり返っていた。
もはやマクレーンの安全を、無明が気遣うことはないようだ。
「耳が! 耳が!」
騒いでいるマクレーンを無視して、無明はその土煙を見つめる。
「さて火力としては申し分ないはずだが……ッ!!」
煙の中から伸びた長い爪が、無明の顔を貫こうとする。
咄嗟に刀で受け流し、大きく距離をとったがその頬からは赤い血が流れていた。
「やはりこの程度ではおさまらぬか」
襦袢が焦げている程度で、大したダメージを負った形跡がない。
「あ、ありえん……あの火力でも無理なのか」
離れたところへ避難したマクレーンは、唖然として呟く。
「玉藻には黒といったが、白に近いかもしれんな」
難度白。
ベテランの陰陽師が束になってようやく対処出来るかどうか。
今ではギルドの呼び方と同じように、Aといったアルファベットを使った基準が主流になってきていたなと、無明が不用意に意識を散らした時だった。
ウッアアアアアアア!!
般若鬼に異変が起きた。
頭を押さえ、もがき苦しみ出す。
その変化はすぐに現れた。
額に二本のツノが生え、青黒いオーラを纏いだす。
「くくく、これはまずい」
軽口と裏腹に無明は油断なく刀を構えると、未だもがいている般若鬼に切迫し刀を一閃させる。
だが、そのオーラに阻まれて刀が通らない。
ゆらり、と般若鬼が無明に視線を向けた時。
「ぐっ!?」
ただ腕を横薙ぎにしただけで、無明は吹き飛ばされる。
地面を転がるが、すぐさま起き上がり体制を立て直す。
無明は未だ佇む般若鬼を見据えると、意を決したように片手で印を組んだ。
「……ひびが入ったかも知れん。やはり鬼の膂力は侮れんな……やれやれ、これで明日は寝たきりか」
そう呟いた無明にも変化が起こる。
薄く透明な何かが無明の全身を覆いだした。
淡く光るそれは、まるで透明な鬼の姿だ。
全身に神秘的な力がみなぎり出す。
無明は程よい万能感と懐かしさを感じ、思わず苦笑した。
その変化に即座に反応した般若鬼は消えたかと思うと、気づけば無明にそのツメを振り下ろした。
轟音とともに、地面が陥没する。
だが無明は刀で受けもせず、振り下ろされた腕を掴んでいた。
そのまま、般若鬼を上に放り投げ、自身も跳躍する。
「鬼には鬼が一番よな」
そういって刀を振り下ろす。
般若鬼が防ごうとツメで受けるが、無明は鬼の剛力にものを言わせ地面に叩き落とした。
地面に叩きつけられた状態で、まだ宙に浮いている無明に両腕を向けると、瞬時に爪を伸ばし貫こうとする。
「甘い!」
刀身から紅いオーラが溢れ出る。
無明はそのまま爪を刀で引き裂きながら、重力に任せて般若鬼へ迫る。
「仕舞いだ」
爪と腕を切り飛ばし、般若鬼の顔面に刀を突き立てた。
オオオオオオオオオオ!!
内に秘めた怨嗟が漏れるかのように、刀を突き立てられた部分から青黒いオーラが悲鳴をあげながら漏れ出ていった。
「……せめて黄泉路は健やかに。──咲きなさい、紅桜花」
無明が言霊を紡ぐと、般若鬼から漏れ出すオーラの色が変わる。
薄紅色に変じたソレは、般若鬼の全身を包み出す。
まるで花弁が吹雪くように、温かな光で満たされ出す。
その光に溶け出すように、般若鬼の体が薄まり消えていく。
「さて、これにて一件落着か」
怨嗟を解放し、一息ついたその時だった。
──パンッ
独特の火薬の匂いと共に、無明へ銃弾が放たれた。
「……そなた」
背後から撃たれた無明は振り向き犯人を確認する。
だが銃弾は一発では終わらず、その弾が切れるまで無明へ撃ち込まれる。
倒れ伏し動かなくなった陰陽師を確認し、マクレーンは安堵の息を漏らす。
「さて、あなたは知りすぎましたね。いや全く、本国での火遊びがバレたのでこちらで大人しく暮らそうと思ったのに、まさかあんな化け物が出るなど」
マクレーンは懐に銃をしまいながら今後の予定を考える。
「まあ、化け物に憑かれた陰陽師を仕方なく撃っことにしよう。化け物には効かなくても、やはり人間ではこれには勝てない」
化け物と陰陽師。自分を脅かす存在が同時に消えて、気が大きくなっているのだろう。
愉快げに倒れ伏した無明に喋りかける。
「しかしこれだから退魔師はややこしい。原因など探らず素直に化け物だけを殺しておけばこんなことにはならなかったものを……」
「ほう、これはどういうことじゃ」
不意に声がした。
振り向くと、昼間の美女が無明の連れ子とこちらを見ている。
「……むみょー、おきて」
無明に駆け寄り、体を揺らすハル。
そんなハルに一瞥もくれず、おどけたようにその美女に話しかける。
「おやおや、どこから見られていたのですかな」
「般若鬼が変幻したくらいからかの。いやあの男が油断して吹き飛ばされた時はスカッとしたわ」
クツクツと愉快げに玉藻は語る。
「ほう、それはそれは。ならあなたも消さねばなりませんね」
「っあははは! 妾をそれで殺すときたか! お主、なかなかの大バカ者よな!」
「何がおかしい!!」
「まあただの人間ならそれでもできるが、妾やそこの無明を殺そうと思うならそれではとてもとても……」
「ふん、あの生意気な男ならそこで死んでいるだろう」
そういって無明の方を見ると、ハルがペチペチとその頬を叩いていた。
「むみょー、ねぶそく?」
「こらこら、叩くでない。これは死んだふりというのだ」
むくりと体を起こし、ハルの頭を撫でながら、撃たれたはずの無明は気だるそうに起き上がった。
「な!? なぜ生きてる、確かに弾は当たったはずだ!」
「阿呆。あの鬼に効かぬものが、なぜオレには効くと思っておる」
「人間じゃないのか!?」
「失敬な、この身は純粋な人間だ。陰陽師を殺したければ、せめて霊力を込めたものを使え。この時代に刀や剣を使っているのは伊達や酔狂ではないのだぞ。ところで玉藻、途中から見ていたのなら助太刀でもしてくれれば良いものを」
「たわけ、あれほどの
「……くくく、そこはオレを褒めるところではないのか?」
「まあ、御霊を纏えるまでに術を極めた者は少ない。そこは褒めてやろう」
「あまり褒められている気がせんな。さて、マクレーンよ年貢の納めどきだな」
「チッ……まあいい、私を裁きたいならしっかりとこの国の警察を連れてくるのだな。無論、逮捕状を用意してな」
「…………」
「もちろん、迂闊に私を逮捕などこの国と我が母国の外交にも影響しかねない。この国の警察もあのサカガミも、すぐには動けんだろうがな」
「……のう無明、お主の言う通り匂いでわかる。こやつが殺した女たちが、その道の先に捨てられているのではないのか」
「そうだが、コレが殺した証拠をまず探さねばならんな。もともとそこにあったと言われるのが関の山であろう」
「はははは! わかっているではないか無明よ、なら私の次の行動もわかるな?」
「どうせすぐにこちらの司法の届かぬ母国へ帰るつもりであろう。確かにそうなれば、容易には手出しできんからな」
「そういうことだ! いや化け物退治ご苦労。それとも貴様を撃ったことで私を突き出すか?いやすまない、化け物に焦って誤射してしまったんだよ。無傷なら問題ない……ふはははは! なあ、はぐれの言葉か外交官であるこの私の言葉、どちらが信用されるかはわかるよな?」
「だろうな」
「ならそこの受付嬢共々、ギルドに戻るがいい。私は屋敷に戻り準備をしないとな」
大して興味なさげにマクレーンとやり取りをしていた無明は、ハルと玉藻に声をかける。
「ふむ……ハル、玉藻、帰るぞ」
「そうじゃな、帰るか」
「……むみょー。そのひと、たすけない?」
ハルのその言葉を聞き、珍しく無明は苛立ち気味に玉藻へ鋭い視線を向けた。
「……だから連れて来たくなかったのだ玉藻」
「いや、すまぬ。まさかここまでとは思わなんだ」
「……全く。ハル、あれはもう手遅れなのだ。ああなってしまってはもう助からん」
無明がハルを優しく諭す。
どうしようもないことがあることを教える親のように。
ハルはただ黙って無明を見つめた。
その視線に無明が若干の気まずさを感じて目をそらした時だった。
「な、なんだこれは!? ………ゴホォッ!!」
気づけばマクレーンに先ほどの青黒いオーラがまとわりついている。
それだけでなく、彼は口からは大量の黒い煙を吐き出していた。
それを見た玉藻はつまらなそうに呟く。
「やはり発症したか。お主、これを見越していたのか」
「ああ、啜り女が鬼になるほどの怨嗟、最近のモノだけではあるまい。相当に溜め込んでいたのだな……それほどの祟り、人ではどうにもならんよ」
今度こそ帰ろうとハルの手を引いて馬車に戻ろうとした時、ハルはじっと無明を見つめもう一度問いかけた。
「むみょー、たすけない?」
「むう………」
ハルは彼を助けて欲しいと懇願している訳ではない。
ただ無明ならどうにかできると思っているからこそ、聞いているのだろう。
たとえ彼が悪人だとわかっていても、自分の大切な人を害そうとしたものであっても、目の前で苦しんでいるこの状況を無明ならどうにかできると。
「……ハルに感謝するがいい、外道」
根負けしたように、無明は札帯から一枚の符を取り出し、マクレーンに投げつける。
「式符:
言霊に反応した符は温かな光を生み出し、マクレーンの体を包み込む。
その光はマクレーンにまとわりついたオーラを打ち消すようにのみ込んでいった。
ハルも無明も黙ってその光景を見つめる。
だが玉藻だけは、まるでその光景が信じられないかのように驚いていた。
「……っ! お主、そのような術をいつの間に」
「ん? ああ、ちょっとな。さて、これでとりあえず命だけは助かるだろう」
「……ゲホッ……た、たすけて……」
「……仕方ない。街まで運んでやるか」
無明は嫌そうに言いながら、見る影もなく体が干からび、息も絶え絶えのマクレーンを片手で引きづり乱暴に馬車の荷台へ投げ入れる。
ハルは自身のお気に入りの席に倒れたマクレーンをどかして、ちゃっかり座っている。
玉藻はうつむきながら、黙って少し離れた前方の御者席に座った。
だが髪に隠れたその顔は、まるで今にも泣き出しそうだった。
*
あのあと、死にかけの阿呆をノブに引き渡し、早速宿に戻り休んだ。
鬼の力を使った反動で、全身を痛め二日間は街を移動できそうにない。
初日は宿から全く動けなかったが、ハルが甲斐甲斐しく世話を焼いてくれたため不自由なく過ごせた。
玉藻も見舞いに来ていつもの小言をオレにぶつけてきたが、用事ができたとかでその日にはこの都市を去っていった。
二日目には多少無理が効くようになったため、夜にノブが酒場で祝いの席を設けてくれることとなった。
ハルも来たがっていたが、すでに眠そうに目をこすっていたため寝かしつけてきた。
この二日間、無理してオレに合わせて起きていたせいだろう。
酒場にて早速林檎酒と地鶏料理を楽しんでいると、ノブはマクレーンの件を伝えてきた。
「マクレーンだが、本国に療養という名目で帰っていったよ」
「左様か、まあいい。あれではもう悪事はできんだろう。それに命が助かっただけで、普通の暮らしは送れまい」
「犠牲者を思うと、腑に落ちんがな。お前、こうなることがわかっていたんだろう」
「くくく。幸運の女神のおかげで当てが外れたがな。おおむね、結果は想定内だ」
「……抜けの目のないやつめ。だから報酬であんなことを言ったのか」
「まあオレでは泣き寝入りだからな。そなたならやつの実家とやらに督促もできよう」
「無論、督促はするが面倒なやり取りが増えたじゃないか!」
「そう怒るな、事件は片付いたのだからそれで良しとしようではないか」
「お前と関わると、結局私が最後の面倒を背負うことになるじゃないか……」
「くくく、それがノブらしいな」
「笑い事じゃないわ!」
「まあ怒るな。さて、そろそろ出かけるとしよう」
「なんだ、もう飲まないのか?」
「せっかくハルを寝かしつけてきたのだ。ならこの機会を逃すわけにはいくまい」
「……お前と言うやつは。まあいい、変な女に引っかかるなよ」
「心配無用。さてさて、どこかに良いおなごはいるかな」
「もはやオヤジを通り越してジジくさいな……」
相変わらず素直なやつ。
呆れつつも認めるあたり、それなりに理解はあるらしい。
ノブに明日にはここを旅立つことを告げ、まだ喧噪やまぬ街へ繰り出した。
それから約一時間後、街の中心地から数キロ離れた先。
この地方の観光名所であり、縁結びのご利益を齎すとされる信濃大社がある。
夜には入場規制のため人の気配はなく、昼はその荘厳さが人気だが今はどこか不気味な静けさが漂っている。
そんな中、無明は境内の社を開け、奥にある祭壇の前に一人立っていた。
「ここか」
祭壇に懐から出した水晶を奉納する。
「はたして、うまくいくものかな……」
さしたる変化もないまま、時は過ぎる。
無明は感情の読めぬ顔のまま、ずっとその場に立っていた。
*
日ノ本の最大の
天帝のおひざ元とされるその場所は、今日も人口最大の都市の一つとして大きな活気を見せている。
街は円を描くように建造され、中央へ行けば行くほど、そこで働き、また住むには高い身分が必要となる。
陰陽師の本拠地もここにあり、ギルドの本拠地もその中央に拠点を構えている。
だが、その中央のさらに最奥は日ノ本でも数人しか入ることを許されない。
この国の頂点に位置する天帝の住処がそこにあった。
「お早いお目覚めですな、陛下」
五十年周期での休眠と活動を繰り返す天帝が、最後に眠りについてから三十数年がたった。
だがすでに彼女は目覚めていた。
そんな彼女へ親しげに声をかけるものがいた。
豊満な肉体を独特のカジュアルな着物で着崩し、見るものを釘付けにする年齢不詳の美女。
その正体は太古から存在する神に連なる妖だと噂されるほど、この世界でも一部の国からは恐れられる存在だ。
玉藻は彼女が横たわる天蓋の側に侍り会話している。
この国のどの権力者もここまで接近を許されたものはいない。
「……もう、あまり持ちそうにはありませんか」
「ああ、今回が最後だろう」
この方がこんなに早く目覚めるということは、もうあまり時間が残されていないことだろう。
玉藻は自身の読みが当たったことに思わず顔を曇らせた。
「そんな顔をするな玉藻……それで何か面白い話はあったか」
起き上がってベッドの淵に座った彼女はまるで旅した我が子を労うように、優しげに玉藻へ問いかけた。
「そうですね、実は都市に鬼が出たのです。推定難度は白」
「ほう? よく退治できたな。確か今の筆頭は……道満だったか、その男が?」
「いえ、実はその道満に敗れ、はぐれとなった男が今回は」
「そうか」
「……ただその男、何というか、あのお方に……」
「────あの人に、なんだ?」
場の空気が瞬時に張り詰める。
彼女は真正面から玉藻を見つめただけだが、なんともいえない緊張感で思わず冷や汗をかく。
「い、いえ!ただ、術を使うのがうまくて、ふと思い出してしまったのです」
「────そうか。それで他には」
できれば少し、自分が感じた彼についての事を聞いてみたかったが、彼女の反応はそれだけだった。
まるでこれ以上話すつもりはないと、拒絶するように。
「ええ、それが最近、妖たちの動きがどうにも妙なのです」
「……どうせ未だアレの復活を諦めぬものたちがいるのだろう。玉藻よ、細事は任せる。オマエがいればどうにもなるだろう」
「はっ! 承知しました」
「それで、陰陽師たちに変わりはないか」
「ええ、妾が目を光らせてますゆえ、ご心配なく」
「ふふふ、オマエには苦労をかけるな」
「そ、そんなめっそうもない!」
「さあ、近くに寄れ」
そういって彼女は玉藻を引き寄せ、自身の膝の上に寝かせてその頭を優しく撫でる。
「陛下……妾はもう子供ではありませぬ」
「そういうな、オマエの毛並みは触り心地が良いのだ。それとも嫌か?」
「別に、嫌という訳ではありませぬ」
頬を赤らめ、拗ねたように喋る玉藻を優しく眺めその狐耳を軽くくすぐる。
まるでずっとそうしていたかのように、昔を懐かしむように。
「ん……! せ、セフィーリア様」
「どうした? 大方ろくに休まず動き回っているのだろう、こんな時くらい素直に甘えればいいんだ」
「……ふふふ、そうですね。とても心地よく眠たくなります。ただ……こうしていると妾はどうしても夢見ずにはいられないのです。叶うなら、またあなたとあのお方と……二人と一匹で……」
そう言って静かに目を閉じ寝息を立て始める。
「オマエがこんなに昔のことを口にするなど珍しい…………そうだな玉藻、私も────」
彼女は物悲し気に呟いたが、それ以上は何も言わず、ただ玉藻を優しく撫でていた。
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