小説の「続きが気になる度」を評価してみた！

『逃走男子。』晩稲 穂さん

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（尾崎ゆうじの）

『５分読書コン短編の期待できる度を評価してみた！』

　評価シート

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作者さんへ……このたびは企画にご参加いただきありがとうございます。

読者さんへ……本ページにお越しいただきありがとうございます。

　　　　　　この作品良さそう、と思ったら作者さん並びに尾崎のフォローをお願い致します。

１　作品タイトル『逃走男子。』

作者名：　晩稲　穂さん

　作品リンクhttps://kakuyomu.jp/works/1177354054891302183

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２　本作のキャッチコピーとあらすじ引用（抜粋）

（キャッチコピー引用）

これは、超マイペースな幼馴染みに振り回される、不憫な男子高校生のお話。

（あらすじ引用）

いつも眠たげな男子高校生、眠目（たまば）くんは、たまに突然やる気を出す。

幼馴染みの久朗津（くろうづ）くんは、そのやる気にいつも巻き込まれる。

授業中に突然走り出す眠目くんを、強制的に追いかける羽目になる久朗津くん。

パルクール並みの勢いで眠目くんが学校を飛び出すと、何故か変わる世界の法則。

戦闘機が空を飛び、空からチョコが降り、車が喋りだす。

変な世界になったこの「眠目くん現象」を元に戻すには、

とにもかくにも眠目くんに追いつかなければ！

今日も今日とて逃げる幼馴染みを追いかけて、

久朗津くんは無事学校に戻って授業を再開出来るのか？

そんな感じの、特に何も考えていないお話です。

（以上、引用でした）

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３　尾崎が作品を読んだ日：　

　２０２０年　１１月　１０日　

４　各項目の評価・採点（各最高１５ポイント（⑦のみ１０ポイント））：

（↓評価モードや事前情報）

　モードはノーマルです。またか……。

　文字数が多いので、『アイス編』のみ読みました。こんなのばっかりだったら、コンテスト主催する側も大変ですね。（ごめんなさい、作者さんがたまたま３人目だったから、評価にこんなことを書かれているだけです。手前の２人に食い込んでいれば、まだなんとかなったかもね）

※評価モード・採点基準について知りたい方はこちら

https://kakuyomu.jp/my/works/1177354054914254604/episodes/1177354054935296760

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①［タイトルやあらすじなど……８ｐｔ/１５ｐｔ］

（↓ひと言）

　タイトルはまあまあかも。キャッチと組み合わせると、少し気になるような、気にならないような。

　あらすじに関しては、なんかドタバタコメディという感じですね。あまり良い予感がしないなあと思いました。

②［掴み……７ｐｔ/１５ｐｔ］

（↓ひと言）

　教室での２人の位置関係がよくわからないですね。どうやって寝ているのかとか、描写は欲しいかも。

　漫画とかだったら、上手くやれば気になる１ページ目になるのかもしれないけど（『阿波連さんははかれない』という作品がそんな感じですね）、小説だといまいちな気がします。寝てるからって、消しカスをぶっかけるのもどうかな……と、想像してみて共感はできないなーと思ったので、もう少し上手くフォローする必要があるかなと思いました。

　誰か別の悪友から「いたずらしちゃえよ」みたいにそそのかされて、しぶしぶやるとかですかね。まだそっちの方がいいのかな。あ、これは「読者にとってのいいのかな」という意味なので、作者さんにとってはどうでもいいのかな。

③［文章……８ｐｔ/１５ｐｔ］

（↓ひと言）

　ドタバタ感が出ていて良いですね。うる星やつらとか、そんな感じのドタバタ感。学校の外に出た後は特に文章が走っている感じで、書いていて気持ち良かったろうなと思います。

　そのぶん読んでいると、状況が的確に伝わっておらず、違和感のある箇所も散見されました。眠目くんが窓の外に出ちゃったのかと思いきや、まだ窓枠に半分身を乗り出しているだけ、とかですね。

　あとは、ちょっとくどめかなと思ってしまいました。ごめんなさい。

④［ストーリー……８ｐｔ/１５ｐｔ］

（↓ひと言）

　ひとつのストーリーラインとして考えると、まとまっているように感じます。そこはちゃんとしてるんだなーと思いました。なんか本当に、うる星やつらの第２話なんかを読んでいるような感覚です。毒にも薬にもならない感じが、いかにもコメディという感じですね。（昔の自分の作品を読んでる感覚です）

　もう少しギャグ以外のしっかりした部分を丁寧に書いてくれると、ギャグというかコメディ描写が光るのかなと思います。普通というものがしっかり定まっている状態との対比で、面白さは生まれるんじゃないかなぁと思います。（いや、笑いについては奥が深すぎるので、一概に言及できるものではないですが、少なくとも本作ではそう感じました、というお話です）

⑤［キャラクター……７ｐｔ/１５ｐｔ］

（↓ひと言）

　少年×少年の関係性は、ちょっぴりくすぐられるところがあるのかもしれませんね。

　もうちょっと久郎津くんにクローズアップして、きちんと主人公として起ててあげればいいのになと思っていました。ちゃんと共感できるような出だしで。

　教師と久朗津くんの関係性は要るのだろうか……と疑問に思いました。兄弟なのに苗字で呼ぶのかなぁ、と。世界の物理法則が変わるのは別に良いんですけど、そういうリアルな世界観の部分はちゃんとしておこうよ、という気がします。ネタのためだけに存在するのなら、兄にしちゃ駄目ですよ。

　あと、なんでタマバという読みでネムになるのか、よくわかんないですね。だったら最初から眠田（ねむた）くんとかでいいような気がするけど……。パタン、も微妙だけど……そこは何でもいいや。誰を指してるのか、理由とか、軽くでも説明があるとうれしいです。

⑥［オリジナリティ、本作特有の魅力など……９ｐｔ/１５ｐｔ］

（↓ひと言）

　オリジナリティがある、のかな。たぶんあると思います。

⑦［コンテスト・マッチ……１ｐｔ/１０ｐｔ］

（↓ひと言）

　マッチしてないですね。

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［おさらい］

・タイトルやあらすじなど……８ｐｔ

・掴み……７ｐｔ

・文章……８ｐｔ

・ストーリー……８ｐｔ

・キャラクター……７ｐｔ

・オリジナリティ、本作特有の魅力など……９ｐｔ

・コンテスト・マッチ……１ｐｔ

５　総合得点は──

（４８）ｐｔ！　期待できる度──「微妙かも（点数的にはね）」

【最後にひと言】

（良かった点）

　ドタバタして、生き生き書いている感じが良いですね。何でもありではありますが、その中での発想がユニークかも。漫画の原作として練り直してみたら、小説として書くよりは、読まれる可能性があるかも。

　私は企画として本作を読んでいる以上、あまり純粋に笑えるような心境じゃなかったのですが、土台さえ丁寧に作っていれば、面白くできそうな、できなそうな、そんな感じです。

（指摘・提案・もっと良くなる？）

　先述のとおりです。それぞれの項目をチェックしてください。

　なんだかんだで真面目に評価しているのですが、「どうしてそうなのかな？」と感じますね。ちゃんと注意事項を書いておけばよかった。ほかに応募してた方の作品を読みたかったな。

　個人的に嫌い。

６　読者のみなさまへ：

　→　というわけです。

　以上、最後まで目を通していただきありがとうございます！

　気になった方は、ぜひ↓のリンクからこの作品を読んでみてくださいね！

https://kakuyomu.jp/works/1177354054891302183

　では、次の作品紹介をお楽しみに！　

創作コーチ

尾崎ゆうじ

（note）　https://note.com/ozaki_yuji

（youtube）　https://www.youtube.com/channel/UCu54sC6pviWQUC1eA6dqDKg/featured?view_as=subscriber　

　※初級者向けの『ゼロから講座』は、主にyoutubeとカクヨムにて実施しています！

https://stand.fm/channels/5f810a3bf04555115d146941　

　※初～中級者向け。企画で語りきれなかったコメントの深掘り発信を音声で『気になるどーラジオ』

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